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Nothing But Pop File, vol.49: RIP Burt Bacharach

NBPファイル vol.49:追悼バート・バカラック

今朝はラクエル・ウェルチの訃報で目が覚めました。悲しい報せが続いて寂しい気持ちになるばかりですが。きっと残されたぼくたちが亡くなった方たちの思い出を抱いて忘れることなく、できる限り長く、楽しく暮らしていくことがいちばんの追悼なんだろうなと思います。

というわけで、今週のスロウバック・サーズデイ恒例、NBPプレイリストは先週、2月8日に94歳で亡くなったバート・バカラックの作品集、いきます。もちろんこの人の場合、生み出してきた名曲の数はそれこそ無数で。いつものように12曲上限のプレイリストじゃとてもまかないきれない。たとえば——

「雨にぬれても(Raindrops Keep Fallin' on My Head)」
「小さな願い(I Say a Little Prayer)」
「ウォーク・オン・バイ」
「恋よ、さようなら(I’ll Never Fall in Love Again)」
「世界は愛を求めている(What the World Needs Now Is Love)」
「サンホセへの道(Do You Know the Way to San Jose?)」
「遙かなる影(Close to You)」
「恋の面影(The Look of Love)」
「ジス・ガイ(This Guy’s in Love with You)」
「何かいいことないか子猫チャン(What's New,Pussycat?)」
「悲しみは鐘の音とともに(One Less Bell to Answer)」
「愛のハーモニー(That's What Friends Are For)」

とか。でかめのヒットだけ思いつくままにざっと並べてみても、ほら、もう12曲だ。でも、この辺のおなじみ楽曲はみなさん音楽ファンならば誰もが脳内再生できるに違いないと決め込んで。本ブログでのプレイリストは主に1960年代前半まで、比較的初期のバカラック作品の中から…という縛りを勝手に設け、ぼくの愛聴作品をとりあえず12曲に絞り込んでみました。

別に地味なヒット集…ってわけじゃないです。ジーン・ピットニーの「愛の痛手(Only Love Can Break a Heart)」とかボビー・ヴィントンの「ブルー・オン・ブルー」とか、全米トップ10ヒットだし。シレルズの「ベイビー・イッツ・ユー」はビートルズが、ジェリー・バトラーの「涙でさようなら(Make It Easy On Yourself)」はウォーカー・ブラザーズが、ルー・ジョンソンの「愛のウエイト・リフティング(There's Always Something There To Remind Me)」はサンディー・ショウとかネイキッド・アイとかが、それぞれカヴァーしたこともあって超有名だろうし。

でも、まあ、もしかしたら他にあまりにも有名曲が多すぎて、ふと思い出しそびれちゃうかもしれない曲を中心に並べてみました。ほんとは「ミー、ジャパニーズ・ボーイ・アイ・ラヴ・ユー」とかも選びたかったけれど、オリジナルのボビー・ゴールズボロ・ヴァージョンはストリーミングされていなくて。おなじみハーパース・ビザールのカヴァー・ヴァージョンはあるけど、あれ、1968年だからなぁ。その辺も含め、みなさんそれぞれに好きなバカラック作品集、作ってみてください。もう作ってるか。ですよね。

バカラックさん、素敵な曲をたくさんありがとうございました。すべて忘れられない宝物です。バカラックさんは旅立たれましたが、きっとすべてのバカラック・ナンバーは永遠に生き続けることと思います。


RIP Burt Bacharach

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  1. Send Me No Flowers / Doris Day (1964)
  2. Any Day Now / Chuck Jackson (1962)
  3. Blue On Blue / Bobby Vinton (1963)
  4. The Blob / The Five Blobs (1958)
  5. Wives and Lovers / Jack Jones (1963)
  6. Heavenly / Johnny Mathis (1959)
  7. Baby It's You / The Shirelles
  8. Only Love Can Break a Heart / Gene Pitney (1962)
  9. Please Stay / The Drifters (1961)
  10. Make It Easy On Yourself / Jerry Butler (1962)
  11. (There's) Always Something There to Remind Me / Lou Johnson (1964)
  12. Don't Go Breaking My Heart / Burt Bacharach and His Orchestra & Chorus (1965)

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