
メイク・イット・イージー・オン・ユアセルフ:ザ・セプター・レコーディングズ1962〜1971/ディオンヌ・ワーウィック
こないだジョニ・ミッチェッルの4枚組『ジョニズ・ジャズ』で散財したばかりですが。年末に向けて、なんだかまたまた豪勢なボックスセット攻勢で。おサイフ事情、緊急警報って感じですよ。
今日、デヴィッド・ボウイのCD13枚組『アイ・キャント・ギヴ・エヴリシング・アウェイ 2002-2016』ってのが出たばかりだし。10月17日になるとブルース・スプリングスティーンの“エレクトリック・ネブラスカ”がついにベールを脱ぐ『ネブラスカ '82: エクスパンデッド・エディション』という4CD+BDってのが出て。
10月24日には、リトル・フィート『ザ・ラスト・レコード・アルバム』の最新リマスターに未発表スタジオ音源やライヴ音源を追加した4CDボックスとか、ドアーズの全スタジオ・アルバムのドルビー・アトモス版、5.1chサラウンド版、ハイレゾ版をぶちこんだBDボックス『イマースド』とか。
で、11月7日になると、ステレオ+モノの最新リマスター版、ハイレゾ版、ドルビー・アトモス版を全部入れしたうえにボーナス・トラック40曲を追加したジミ・ヘンドリックスの5CDボックス『ボールド・アズ・ラヴ』が…。
どうすりゃいいんだろう。年末に向けて緊縮財政だな。無駄遣いやめて、がんばろう。てか、これらのボックス買うこと自体が無駄遣いだと言われたらぐうの音も出ません(笑)。そのうえ、見逃してたボックスってのまであって。今日は7月末だか8月アタマだかに出てたのに気づいていなかったすんごい箱、紹介しますね。まじ、追いつかないな。聞ききれない…。
ディオンヌ・ワーウィックです。2年くらい前、セプター・レコード在籍期の全シングルを網羅した『ザ・コンプリート・セプター・シングルズ1962〜1973』ってのを紹介したことがあったけど。
今回はソウル・ミュージック・レコードとセカンド・ディスク・レコードが編纂した全アルバム集。題して『メイク・イット・イージー・オン・ユアセルフ:セプター・レコーディングス 1962〜1971』。チェリーレッド経由でリリースされたCD12枚組です。全280トラック。セプター時代のオリジナル・アルバムとシングル全作品に加えて、レアなボーナス音源が60曲以上。うち16曲が未発表。全部聞くだけで14時間以上かかるみたい。おー…。
各オリジナル・アルバムにもそれぞれボーナス音源が収録されているのだけれど。それに加えて『オールウェイズ・サムシング・ゼア:ライヴ&スタジオ・ジェムズ・フロム・ザ・セプター・ヴォルツ』って25曲入りの限定特典ディスクが付いていて。ワシントンD.C.での1969年の未発表コンサート音源とか、「それは言わないで(Don't Say I Didn't Tell You So)」「イエスタデイ」「愛のプレリュード(We've Only Just Begun)」「小さな願い(I Say a Little Prayer)」「サンホセへの道(Do You Know the Way to San Jose)」などの別ヴァージョン、カウント入りの「ウォーク・オン・バイ」や「ドント・メイク・ミー・オーヴァー」、レズリー・アガムズとのバカラック作品のデュエット、サントラ音源、ラジオ・スポットなどが楽しめる。
1972年にディオンヌがプロデュースおよびコーラスを担当したバカラック作品、レスリー・アガムスの「涙のアドヴァイス(Try to See It My Way)」も入ってます。
