
メイド・イット!/ラッキー・ブレイク
“ラッキー・ブレイク”ことエマ・ガーソン。ニューヨーク生まれ。現在はサンフランシスコを拠点に活動する23歳。
個人的には5年くらい前、「レット・ミー・ビー・グッド・トゥ・ユー」って曲を聞いたのが最初だった覚えがあるけれど。バンドキャンプとかでちょこちょこシングルを出し続けてきた彼女が初フル・アルバム、リリースしました。
ドリーム・ポップというか、ベッドルーム・ポップというか、そういう今ふうのテイストと1990年代オルタナ・ポップへの眼差しとが交錯する仕上がりで。ときおり1970年代ローレル・キャニオン系シンガー・ソングライターっぽいムードも漂ったり、アメリカーナ的なアプローチがよぎったり。
友人であり共同プロデューサーのエリオット・ウッドブリッジとタッグを組んで、ロサンゼルスのスタジオや、曲によってはエマさんのおうちとかエリオットくんの車の中でレコーディングしたのだとか。エマさんがアコースティック・ギター、残りの楽器はすべてエリオットくんが演奏しています。
2年くらい前に『ビゲスト・シング』ってEPを出していて、それもそこそこ愛聴していたのだけれど、そこに入っていた曲も2曲ほど、今回たぶんリミックスされて再収録。十代のころに作った曲とかも入っているようで、ファースト・フル・アルバムらしい、これまでの歩みをいったん総まとめした感じなのかな。
歌詞に関しては、けっこうきわどい表現も盛り込みつつ恋愛のさまざまな局面のこととか歌っていて。まあ、ぼくのようなおっちゃんにはあんまり実感できないものではあるのだけれど。新しい個性の登場にはやっぱりワクワクします。シンガー・ソングライター・ファンの間で話題の新個性、ヘイリー・デイヴィスを出しているファイア・レコードからのリリースだしね。あ、ヘイリーさんのアルバムのほうも今月リリースされたから紹介しないとな…。

