NBPファイル vol.53:ジャクソン・ブラウン・ソングブック
いまだ一昨日のジャクソン・ブラウン公演の余韻にじんわりひたる朝。というわけで、昨日の思いつきに乗っかって、スロウバック・サーズデイ恒例のNBPプレイリスト、今週はジャクソンさん関連でいきます。
ぼくはこの人の大きな魅力のひとつはその“声”だと思っていて。もし青春が歌声を持っていたなら、それはきっとジャクソン・ブラウンみたいな歌声に違いない、と。シンガー・ソングライターの“シンガー”のほうの面。この面は今回の来日公演でもまったく衰えていなくて。まじ、感動した。
と同時に、“ソングライター”の面のほう。当たり前だけれどこれまたとてつもなく素晴らしく。パーソナルな逡巡とか、憂いとか、世の矛盾に対する嘆きとか、いろいろなことをひたすら繊細に、内省的に見つめ、悩み、そんなふうでいながらも、しかしどこか希望と楽観を漂わせたジャクソン・ブラウンのソングライティングもまた絶品だ。こちらも新作を重ねてもいまだ衰え知らず。たまらない。
ということで、今回のプレイリストはジャクソンさんのソングライターとしての魅力にスポットを当てたセレクション。他アーティストが歌ったジャクソン・ブラウン作品集です。カヴァーあり、書き下ろしあり。こうやって他シンガーの歌声でジャクソン・ブラウン作品を聞くと、彼の紡ぐ楽曲そのものの素晴らしさを新たな視点から感知することができる気がする。とともに、ジャクソンさん自身の歌声の魅力も逆ベクトルで浮き彫りになってきたりして。またまた泣ける。
ジャクソン・ブラウン作品のカヴァーは他にもたくさんあって。自身が歌っていない書き下ろし名曲ももっとあるけれど。キリがないし、ストリーミングされていないものも多いので、いつものように今回も12曲限定ってことで。お楽しみください。
- For a Dancer / Linda Ronstadt & Emmylou Harris (1999)
- These Days / Greg Altman (1973)
- Under the Falling Sky / Bonnie Raitt (1972)
- Before the Deluge / Joan Baez (1979)
- Melissa / The Nitty Gritty Dirt Band (1967)
- Jamaica Say You Will / The Byrds (1971)
- Somebody's Baby / Yo La Tengo (1996)
- Doctor My Eyes / The Jackson Five (1972)
- Rock Me on the Water / Johnny Rivers (1971)
- Nightingale / Eagles (1972)
- Somewhere There's a Feather / Nico (1967)
- Linda Paloma / Patty Scialfa & Bruce Springsteen (2014)