Disc Review

Move in a Little Closer: The Complete Recordings 1963-1970 / Tony Rivers (Cherry Red Records)

ムーヴ・イン・ア・リトル・クローサー:ザ・コンプリート・レコーディングス 1963〜1970/トニー・リヴァース

原稿の締め切りをかなりぎりぎりのところまでぶっちぎっちゃってる状態。今朝はのんびりブログ更新なんかしているところを担当編集者さんに見つかったら怒られちゃいそうなので(笑)。

いつものチェリー・レッド系再発をまたひとつ、ちゃちゃっとご紹介して原稿書きに戻ります。

トニー・バロウズと並ぶ英国ハーモニー・ポップ・ヴォーカリスト最高峰、トニー・リヴァースが1960年代に残した関連音源を一気にまとめたCD3枚組アンソロジー。彼は1970年以降、ソロとなり多くのセッション・ワークなどをこなすようになるのだけれど。1960年代はキャスタウェイズとハーモニー・グラスという二つのバンドのリード・ヴォーカルとして活動していた。

というわけで、そんなバンド時代の音源を総まくりしたCD3枚組。どっちのバンドの音もそれぞれ単体でCD化されているけれど、まとまるのはうれしいです。まずディスク1がトニー・リヴァース&ザ・キャスタウェイズ時代のスタジオ音源集。全シングル9枚のAB面に、当時未発表だった音源13曲を加えた全31曲だ。

ディスク2はキャスタウェイズ解散後に結成したハーモニー・グラス時代のスタジオ音源集。1969年に全英トップ30入りした唯一のヒット「ムーヴ・イン・ア・リトル・クローサー・ベイビー」を含むオリジナル・アルバム『ジス・イズ・アス』収録の全13曲に、アルバム未収録だったシングル音源5曲と、サントラ・アルバム『テイク・ア・ガール・ライク・ユー』に収められた曲1曲、未発表のデモと別テイク3曲、放送用音源1曲、そして「アイ・リメンバー」のイタリア語ヴァージョンひとつ、という計24曲。

で、ディスク3がその両バンドでそれぞれBBC『サタデイ・クラブ』『ジミー・ヤング・ショー』『トニー・ブランドン・ショー』などに出演したときのレア音源、計33曲。

ビートルズやビーチ・ボーイズあたりとの関係性についてもきっちり言及したライナー付き。先日ご紹介した英国ハーモニー・ポップのアンソロジー『ホワット・ア・グルーヴィー・デイ:ザ・ブリティッシュ・サンシャイン・ポップ・サウンド1967〜1972』あたりと合わせて楽しむには絶好の3枚組です。

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