Disc Review

A Night At The Symphony / Laufey, Iceland Symphony Orchestra (Self Released)

ア・ナイト・アット・ザ・シンフォニー/レイヴェイ、アイスランド交響楽団

いまだ〆切り絶賛ぶっちぎり中(笑)。大詰めではありますが。各方面にご迷惑おかけし続けております。

なもんで、本日のブログ更新もあっさりと。木曜恒例のNBPプレイリストはお休みして、軽いニュー・リリース紹介いきます。このブログを読んでくださっている方ならばきっとみなさん大好きでありましょう、レイヴェイちゃん。詳しいプロフィールなどはこことかこことか以前のエントリーを参照していただくことにして。

現在はロサンゼルス在住の彼女が、去年10月、生まれ育った故郷レイキャビクの由緒あるハルパ・コンサートホールでアイスランド交響楽団と共演したときのパフォーマンスをライヴ収録したアルバム『ア・ナイト・アット・ザ・シンフォニー』が出ました。

出ました、と言っても今のところフィジカル・リリースはなく、デジタル・リリースなのだけれど。これまで発表してきたEPやアルバムに収録されていた自作曲を中心に、スタンダード・チューンのカヴァーなども交えた全14曲。

細かく言うと、「フラジャイル」「ヴァレンタイン」「ディア・ソウルメイト」「ナイト・ライト」「フォーリング・ビハインド」「ホワット・ラヴ・ウィル・ドゥ・トゥ・ユー」「ビューティフル・ストレンジャー」が2022年のフル・アルバム『エヴリシング・アイ・ノウ・アバウト・ラヴ』の収録曲。

キーリー・スミスのレパートリーとしておなじみの名曲「アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ」のカヴァーおよび自作の「ベスト・フレンド」と「ライク・ザ・ムーヴィーズ」が2021年の初EP『ティピカル・オヴ・ミー』の収録曲。

「レット・ユー・ブレイク・マイ・ハート・アゲイン」は2021年、フィルハーモニア管との共演でリリースした自作シングル・ナンバー。「ザ・ニアネス・オヴ・ユー」はホーギー・カーマイケル作、「エヴリタイム・ウィー・セイ・グッドバイ」はコール・ポーター作の名スタンダード。

で、なんと読むのかわからない「Ég Veit Þú Kemur」ってのがアイスランドのジャズ・アーティスト、Elly Vilhjálmって人の曲のカヴァーだとか。なんか歌詞が新鮮な響きに満ちていて、面白かったな。

ライヴってことで、なんかちょっと緊張気味のレイヴェイの歌声も初々しくて素敵です。さりげなくジャジーな感触が心地よいレイヴェイの音楽ですが、そこには同時にクラシカルな魅力も潜んでいる、と。そんなことも浮き彫りにしてくれるうれしいプロジェクトかな。これに癒やされつつ原稿仕上げます。がんばるぞっ、おーっ。

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