Disc Review

Shine a Light on Me Brother / Robert Jon & The Wreck (Robert Jon Music/Continental Europe)

シャイン・ア・ライト・オン・ミー・ブラザー/ロバート・ジョン&ザ・レック

深夜、アップル・イベント見てたもんで。眠いー。でも、新型iPad mini、ちょっと欲しいかも。コートのポケットとか、へたすりゃジーンズの尻ポケットとかにも入りそうだし。アップル・ペンシル2対応だし。USB-Cだし。すでにiPad Proを使っている身としてはあれこれ流用できてありがたい。持ち歩き端末としてはごきげんかも。まあ、当然ながらiPhoneも普段持ち歩いているわけで、外でiPadまで使ってあれこれしなきゃならない局面に追い込まれることとか、そうはない気もするけど…(笑)。

でも、ちょっと気になるなー。人気沸騰かなぁ。iPhone13のほうはそんなに…というか、もう、今回の売りになっている新機能、主にカメラ周りで、映画でも撮る気がないと必要ないんじゃないかってくらい。Watchも今使ってるやつでそのままOKって感じだけど。iPad miniは、ね。その気になれば使い出がありそう。今、持ち歩いているKindleの代わりにこっち持てばいいじゃんって気もする。予約しようか様子を見ようか楽しく悩みつつ、とりあえず今朝のブログ更新、いってみます。

今朝取り上げるのは、去年のアルバム『ラスト・ライト・オン・ザ・ハイウェイ』が初めて日本国内流通盤としても配給されて、ルーツ・ロック・ファンの間で大いに話題を呼んだロバート・ジョン&ザ・レック。カリフォルニア州オレンジ・カウンティを本拠に、2011年、結成された5人組だ。サザン・ロックとかスワンプ・ロックとかR&Bとかカントリー・ロックとか、そういった南部の伝統的音楽遺産のようなものに西海岸から熱い眼差しを送り続ける連中なのだけれど。

新作が出ました。ぼくが認識している限り、既発EP2枚を抱き合わせにした盤とか、ネット限定で出たライヴ盤とか、そのあたりを除くと、たぶんフル・アルバムとしては7作目かな。自信ないけど。

世の中やばいことだらけだけど、乗り越えるぞ、俺を明るく照らしてくれ…という、むちゃくちゃポジティヴなアルバム・タイトル・チューンでアルバムはスタート。豪快なギター・リフ、スライド・ギター、そしてホーン・セクションやソウルフルな女性コーラスなども交えつつ、ファンキーに、ディープに、ゴスペルライクに、珠玉のブルース・ロックをぶちかます。

以降も、キャッチーなリフをともなったポップR&B調があったり、グルーヴィーなミディアム・ソウルがあったり、切ないカントリー・ロック・バラードがあったり、かと思えばハードな人間関係やメンタルに関する歌詞を持つテーマがヘヴィーめの曲があったり…。

まだ本国アメリカでよりもイギリスやヨーロッパで人気を博している存在みたい。そういえばリード・シンガーのロバート・ジョン・バリソンの歌声もスティーヴ・ウィンウッドとか、ジョー・コッカーとか、ヴァン・モリソンとか、UKブルー・アイド・ソウル系の先達とイメージが重なるところがある。さらに、昔からアメリカってとこは自国の伝統とか、そういうものに対する反応が鈍かったりもするし。その辺も原因なのかもしれない。けど、このロバート・ジョン&ザ・レックによる真っ向からのブルース・ロック・アプローチの爽快さは、遠からず本国でも広く認められることになるはず。南部ロックの美学と伝統は今なおこうして雄々しく、たくましく継承され続けているのでありました。

今回も国内流通盤(Amazon / Tower)あり。今月末、9月29日に出るみたい。

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