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Disc Review

Positions / Ariana Grande (Republic Records)

ポジションズ / アリアナ・グランデ

今日をお休みにしちゃってる人も多いのかな。連休。いいなぁ。

本ブログは平日更新を基本にちびちび更新を続けているので、いちおう今日も更新しますが。なんとなく休んでる人も多そうなので、それにあやかって、ぼくも軽め、短めな更新にさせてもらいます(笑)。

ということで、紹介するのは、すでに多方面で大いに話題になっているアリアナ・グランデの新作。去年、『サンキュー、ネクスト』が出たときにも書いたことだけど。なぜだかぼくはこの人がやること、とりあえず全面支持みたいな方向性なもんで。あのアルバムに続く新作もものすごく楽しみにしていた。

で、今年の1月、まずアリアナが新作アルバムの制作にとりかかっているらしいという噂を耳にして。3月末、SNSで「ナスティ」の短いスニペットが公開されて。4月、パンデミック下のロックダウンにめげず新作制作が続いているとの報があって。5月、ドージャ・キャットとの共演のこととかを語るインタビュー記事が出て。やがて9月半ば、またまたSNS上に“brb(=be right back)”というメッセージとともに「ポジションズ」のスニペットが公開されて。でもって、10月半ば、ついに新作アルバムのリリースがツイートされて。ウェブサイトでカウントダウンが始まって。アリアナが女性大統領を演じる「ポジションズ」のビデオクリップも先行公開されて…。

いやー、盛り上がった。踊らされた(笑)。

なので、今回も全面肯定って感じで待望の新作に接しているわけですが。でも今回、個人的にさらなる盛り上がりを覚えたのは、なんというか、これまで以上にアリアナの歌声の存在感が増した感触があること。いきなりノッケの「シャット・アップ」から、ストリングス・アンサンブルとコーラス・ハーモニーと、そして何よりアリアナの歌声のみで展開する。グルーヴとか曲調とかはこれまで通りのアリアナなのだけれど、音像がとことんアナログで。やばい。ぐっときた。

もちろん、これまでだってアリアナのアルバムには的確な形でストリングスを絡めた曲が2〜3曲くらい入っていたし、コーラスというか、声の掛け合いみたいなことは得意技だし。でも、今回ほど有機的にアナログなアンサンブルを取り入れたのは初めてなんじゃないかな。そういえば「ポジションズ」を先行で初めて聞いたときも、まずはイントロでがしがしグルーヴするピチカートに驚いたものだ。

もちろん今回も、基調になっているのはアリアナらしいポップ、ダンス、R&B、ヒップホップ、エレクトロニックなどのノウハウを網羅した今様なグルーヴなのだけれど。それらを弦と声のアンサンブルが面白い形で包み込んでいて。なんだか感触が違う。おかげでアリアナの声が太く、強く伝わってくるというか。

レビューによっては、今回、前2作くらいのスタジオ・アルバムに比べて刺激が少ないとか、期待外れだったとか、辛めの意見も見受けられなくはないようだけれど、ぼくは音作り面も含めてアリアナの成長が実感でき、思いきり楽しめた。ご承知の通り、「モーティヴ」で前述ドージャ・キャットと、「オフ・ザ・テーブル」でザ・ウィークエンドと、さらに「セイフティ・ネット」でタイ・ダラー・サインとコラボ。変わらぬアリアナと変わりつつあるアリアナと、双方をいいバランスで楽しめる新作です。

なんか、国内盤CD(Amazon / Tower)買うとスウェットとか、クリアファイルとか、ポスターとか、ポストカードとかもらえるみたいで。今んとこぼくはサブスクのストリーミングで楽しんでるんだけど、やっぱ、こういうのは国内盤買わなきゃ、ね。プレゼントに応募するぞ、おーっ(笑)。

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© 2020 Kenta Hagiwara