Disc Review

Memphis / Magic Kids (True Panther Sounds)

MemphisMagicKids

メンフィス/マジック・キッズ

ちょっともろもろ告知させてください。

9月19日(日)、「第3回したまちコメディ映画祭 in 台東」のプログラムの一環として、東京・上野東急2で「萩原健太の音楽と笑い」というイベントがあります。ぼくが選んだアメリカの音楽コメディ映画2本と、トークショーとを合体させたようなものです。上映される映画は、ジャック・ブラック&カイル・ガス主演で、そのピックを持つとギターがバカうまくなるという悪魔のピックを探してどたばた展開する『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』と、ジョン・C・ライリー主演で、古今の音楽ドキュメンタリー映画をパロディにしまくった必殺の『ウォーク・ハード ロックへの階段』の2本。上映の合間に、ぼくと、湯浅学と、なんとマキタスポーツさんとで、古今の米国ノヴェルティ・ソングの数々を爆音で聞きまくり、笑いまくり、あきれまくりつつ、アメリカの音楽絡みの“笑いのツボ”を大検証するトークショーがある、と。そんな構成のイベントです。詳細はこちらを参照してください。

そのあと、9月21日(火)は毎月恒例のCRTイベント@ネイキッドロフト。左の情報欄にある通り、今回は「帰ってきたナイアガラまつり」です。とりあえず定員分、予約でいっぱいになっちゃいましたが、日が近くなったらキャンセルなども出るかと思いますので、そのあたり、Twitter とかで逐次状況報告しますね。

で、10月2日(土)。これは福岡のみなさんへの告知なんですが。「ミュージックシティ天神」というイベントの一環として、中央区大名の ROOMS で「萩原健太の音楽夜話“あのミュージシャンに学べ”」という、まあ、CRTの出張版みたいなことをやります。普段あまり福岡とかでイベントをできないので、すごく楽しみです。ぼくの名前が前面に出てますが、実際のメインはゲストの高田漣くん。漣くんと二人で、以前CRTでやった“教則ビデオ・ナイト”の続編みたいなことを福岡でやらせてもらいます。教則ビデオは、まじ、隠れた名演の宝庫。とともに、こんなやつが人に教えられるのか…とあきれるしかない爆笑ビデオもあったりして。そのあたりを見たり聞いたりしながら、みんなで盛り上がろうというイベントです。楽器ができない方でも絶対に楽しい夜になると思います。もちろん、漣くんがいるので、ちゃんとした実演生教則コーナーもあります。ライヴもやってもらっちゃいましょう。20時スタート予定。1ドリンクのオーダーは必要みたいですが、基本的に入場無料です。詳細がわかるホームページとか、判明しだい、そちらにリンクします。

それから、10月25日(月)には東京・お茶の水の Woodstock Cafe で「エルヴィス講座」の第2回。今回は“エルヴィスとソングライターたち”というテーマでやろうかなと思ってます。こちらは定員17~8人でいっぱいなので電話予約が必要になると思います。これも詳細が決まりしだい、リンク先とか載せますね。もちろん、その直前にはCRTもあります。10月のCRTは17日の日曜日です。まだテーマは決まってませんが、次々にすごいボックス・セットが登場しているので、その流れのものになりそうな感じかな。

いろいろあります。がんばります(笑)。応援よろしくお願いします。

と、業務連絡が終わったところで手短に今回のピック・アルバムを。去年の暮れに出した「ヘイ・ボーイ」ってシングルがインディ・ポップ好きの間で話題になったマジック・キッズ。アルバムが出ました。ビーチ・ボーイズ、タートルズ、ミレニアム、ゾンビーズ、ハーマンズ・ハーミッツなど、60年代サンシャイン・ポップを無邪気に、いたずらっぽく21世紀によみがえらせたような感触がごきげん。おもちゃ箱をぶちまけたっぽい手触りがかわいい、好感度たっぷりの仕上がりです。メンバーの詳しい素性とかぼくは全然知らないのだけれど、往年のポップ・ミュージックが放っていたドリーミーでマジカルな魅力をよく知っている感じがそこはかとなく漂っていて。聞いていてなんだかわくわくする。アップルズ・イン・ステレオのファーストとか好きな方にもおすすめ、かな。

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