Disc Review

Uncle Charlie / Charlie Wilson (Jive/Zomba)

アンクル・チャーリー/チャーリー・ウィルソン

水曜日のバディ・ホリー50回忌。たくさんご来場くださってありがとうございます。

バディ・ホリーをテーマに、あれだけの数のお客さんと盛り上がれて、本望です。つーか、テキサス州ラボックとか、トミー・オルサップとか、ヴァイ・ペティとか、普段人前では絶対に声に出して言ったことがない単語を何度も口にした夜だったもんで。それだけで宮治もぼくも舞い上がり気味で(笑)。イベントの進行があっち行ったりこっち行ったりだったかも。ごめんなさい。

さて、今日のピックアップ・ディスクは、そんなバディ・ホリーとはまったく関係なく、元ギャップ・バンドのチャーリー・ウィルソンの新作。3年ぶりくらいすかね。自らのニックネームを堂々と冠した1枚だ。

曲によってザ・アンダードッグ、T-ペイン、スターゲイトなどがプロデュースを担当。前作から引き続きのスヌープ・ドッグや、ジェイミー・フォックスらもゲスト参加。参加している連中の顔ぶれからも想像できるような今っぽいアーバンR&Bが基本だけれど、必殺/黄金のコード進行をともなったスウィートなメロディも頻発して。ソウル系で普段聞くのはもっぱら70年代ものまで、みたいな、ぼくのようなおっさんファンにはそっち方面が特に胸にくる。その種の曲は生楽器で演奏してくれればなぁ、と、お古い音楽ファンとしては思ってしまったりもするのだけれど、それはきっと現在のR&Bシーンに深く入りきれない者ならではのKY発言っすね。

R・ケリー色が濃かった前作も強力だったけれど、ぼくは今回のほうが好きかも。いずれにしても、ほんと、この人、いい声だな。ぐっと抑えた表現をするときもエモーショナルで。泣けます。

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