ラスト・ワルツ(ブルーレイ)+ ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった(ブルーレイ)
ザ・バンド関連の映像ものが2種、ブルーレイで出ました。どちらにもちょこっとずつ関わらせていただいたので、改めて紹介させてください。
ひとつめは彼らが1976年の感謝祭の日、オリジナル・ラインアップでのライヴ活動休止にあたり、サンフランシスコの《ウィンターランド》に縁の先輩・同輩ミュージシャンを多数集めて開催した伝説のイベントの記録映画『ラスト・ワルツ』の日本初ブルーレイ版。ロビー・ロバートソンが監修・承認した4Kレストア版マスターを使用して、5.1ch音声も収録して。改めていい音と映像で伝説の一夜を味わい直せます。
このイベントのことは、もう20年以上前、米ライノ・レコードがCD4枚組のコンプリート・ボックスを出したときこことかに書かせてもらってます。さらに今回、光栄なことに全曲解説を含むライナーも寄せさせていただいているので、そのあたりを読んでくださるとうれしいです。
このザ・バンドの解散劇をめぐってはいろいろ複雑な思いがよぎるけれど。とはいえ、本作を見直すたび、ザ・バンドのオリジナル・ラインアップの凄みというのは永遠だな、と。しみじみ思います。
で、もうひとつの映像リリースはロビー・ロバートソンの自伝本と連動する形で制作された『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』。これについては以前、DVD版が出たときここで書きましたが。今回、そのブルーレイ版が登場。ブルーレイの特典として、ピーター・バラカンさんとぼくとによる対談が副音声に収録されています。なんか、こう、ピーターさんのおうちにお邪魔して、みんなでわいわいしゃべりながらこのブルーレイ見ている…みたいな。そんな感じで楽しんでいただければ。
年末年始、この辺の映像に改めて接して、ザ・バンドの底力をじっくり味わい直すのもよろしいか、と。
というわけで、ザ・バンドふうに言えば“今宵はクリスマス”。M1王者も決まり、明石家サンタも終わり、年末のバタバタも本格化。ちょっと早めではありますが、今年のブログ更新はここまでにしようかなと思っております。今年もぼくの趣味のブログにお付き合いくださりありがとうございました。年が明けたら、また適当な時期に更新再開しますね。何かおっきなことが起きたらその都度更新するかも、ですが。それまで、よろしければ過去エントリーとかも振り返って読んでみたりしてくださるとうれしいです。
メリー・クリスマス、アンド・ハッピー・ニュー・イヤー。良いお年を!