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Disc Review

Talk To Me / Kat Eaton (Reason & Rhyme Records/Kartel)

トーク・トゥ・ミー/キャット・イートン

ワクチン接種、2回目終わりましたー。昨日打って。今のところ1回目同様、打った個所がちょっと痛む以外、特にやばそうな症状は何もないのだけれど。でも、何があるかわからないし。今日は何の予定も入れず、1日、臨時休業って感じでゴロゴロします。おともはこのアルバム。キャット・イートンの『トーク・トゥ・ミー』。

初めてこの人の歌声に接したのは4〜5年前、EP『ホエン・ユーアー・ノット・アラウンド』ってやつを聞いたときで。あまり力まず、軽やかに、でもごきげんなレトロ・ソウルっぽい世界観を楽しんでいる様子に、けっこうぐっときたものです。

勉強不足で、あまり詳しいプロフィールなどはわからずじまいのまま現在に至っているのだけれど。英ウェールズのカーディフ生まれ、シェフィールド育ち、現在はロンドン在住の女性シンガー・ソングライター。今、30代半ばかな。16歳のころから曲作りを始めて、2014年にデビュー。シングルやEPを何作かリリースしながらゆったりしたペースで着実に活動を続けつつ、この7月、ついに初の本格的フル・アルバムをリリースした、と。ざっくり、そんな感じらしい。オランダあたりではけっこう人気があるんだとか。

というわけで、彼女の記念すべき初フル・アルバム『トーク・トゥ・ミー』。今回もいい感じにヴィンテージでアナログなレトロ・ポップ・ソウル・サウンドを聞かせてくれていて。キャリアを重ねるなか、覚悟も固まってきたのか、これまでのシングルやEPよりも1970年代ブルー・アイド・ソウルっぽい音をまっすぐめがけたコアなアプローチを聞かせている感触もあり。かっこいい。

ちょい前、2019年にシングルとして先行リリースされた「バリケード」でアルバムは幕開け。この曲がもう、ホーン・セクションをフィーチャーした、往年のバッキンガムズとか、あるいは佳き頃のスタカンとかを思い起こさせるちょっぴりソウルフルなボサ・ポップ調で。いきなりかっこいい。

実はこの曲も含め、今回のアルバムの収録曲のアンプラグ・シングルみたいなやつが去年あれこれ先行公開されていて。「チェッキング・イン」とか「ニード・ア・ニュー・ウェイ・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー」とか。で、それらもものすごくよかったのだ。そういう、シンプルかつアコースティックなサウンドの下でもぐっとくるメロディ…というのがぼくにとってキャットさん最大の魅力。

まあ、けっして新しい時代の空気感とかを意識的にとらえたような作風ではないのだけれど。それでOK。それがOK。全曲、キャットさんと、いつも一緒にFacebookライヴをやっている夫でありギタリスト/プロデューサーのニック・アトキンソンとの共作。1970年代のホール&オーツとかエルトン・ジョンとかにも通じるいい曲ばかりでうれしくなる。

ようやく出た本格的フル・アルバム。でも、あんまりフィジカル扱ってるところがないんだよなぁ。とりあえずバンドキャンプにオーダーかけて、ブツが届くまではストリーミングで堪能します!

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