Disc Review

Stand Up for Love / The Haggis Horns (Haggis Records)

スタンド・アップ・フォー・ラヴ/ザ・ハギス・ホーンズ

今週に入って、みなさん、いよいよ動き出しているようで。ぼくのようなぐうたら者ですら、今朝は久々に午前中から予定が入っていて。世の中、少しずつ新たな局面に向けて足を踏み出した感じ。

とはいえ、ぼくはしっかり今朝、寝坊しちゃって(笑)。そんな粗忽者に言われたくないとは思いますが。まだまだ油断は禁物。しっかり気を抜かず日々を送りましょう。

てことで、寝坊したもんで、今朝のブログは軽めに駆け足で。UKファンク/ジャズ・シーンですっかりおなじみ、ザ・ハギス・ホーンズの新作を紹介しておきます。

この人たち、結成が1999年。2001年にエディ・ロバーツ率いるニュー・マスターサウンズのファースト・アルバムに参加して話題になって以降、ホーン・セクションはもちろん、リズム隊の連中も、マーク・ロンソン、コリーヌ・ベイリー・レイ、エイミー・ワインハウス、リリー・アレン、ジャミロクワイなど、いろいろなアーティストのバックアップをつとめるようになって。もちろん自分たちでもアルバムをリリース。そんな彼らの新作、紹介しておきましょう。

本拠地が北イングランドのリーズ。そこに自分たちのスタジオを持っていて、そのスタジオで2年、じっくり時間をかけてレコーディングしたという5作目だ。現在、基本メンバーは7人。エロール・ロリンズ(ドラム)、ケニー・ハギンズ(ベース)、ベン・バーカー(ギター)、ジョージ・クーパー(キーボード)、マルコム・ストラーカン(トランペット)、ロブ・ミッチェル(サックス)、アソール・ランサム(サックス)。で、そこに、かつてメンバーだったサム・ベル(パーカッション)と、よく一緒にやっているジョン・マッカラム(ヴォーカル)が参加。

全9曲中、7曲にマッカラムがヴォーカルがフィーチャーされていて。いつも以上に歌ものメインの仕上がりだ。表題曲は彼らにしては珍しいレゲエっぽいグルーヴも取り入れた曲ながら、他は、もう、初期クール&ザ・ギャングとか、JBズとか、ブラックバーズとか、ミーターズとか、そういう1970年代USファンクものへの深い愛情がほとばしる痛快なパフォーマンス揃い。

もちろん、UKファンク独特のユルめの切れ味には好き嫌いあるとは思うけれど、この感じもこの感じでクセになります。ごきげん!

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