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Great Songwriter Files: 12. Paul Williams

グレイト・ソングライター・ファイル・プレイリスト:12. ポール・ウィリアムス

更新一回置きにお届けしております、拙著『グレイト・ソングライター・ファイル〜職業作曲家の黄金時代』プレイリスト。12回目はポール・ウィリアムスです。今年の初め、この人の作品集が英エイスから出たとき本ブログでも取り上げましたが——

そのときも書いたことだけれど。この人の場合、基本的な役割は作詞家で。曲作りに関わった名曲として語られるのは大方が活動初期にロジャー・ニコルスと組んで書いたもの。なので、今回のセレクションでも1〜6曲目、およびラストの1曲が“作詞:ポール・ウィリアムス、作曲:ロジャー・ニコルス”というコンビによる名曲たちです。

で、9曲目と11曲目がケニー・アッシャーとの共作。10曲目は歌っているバーブラとの共作。作詞・作曲、両方を自ら手がけたのは7曲目と8曲目…というセレクションになっています。発表年の順番に並べたので行ったり来たりしていてすんません。

ソングライターを語るとき、作詞中心の人を取り上げることは少ないかもしれないのだけれど、この人の単語のチョイス感覚とか、行間の味わいとかはやっぱり独特で。そのあたりについて、拙著で簡単にではあるけれど触れさせてもらっています。ご本人へのインタビューと併せて、よろしければこのプレイリスト聞きながら読んでやってみてください。

※お恥ずかしいことに、出版後、いくつか不注意なミスに気づきました。読者ならびに関係者の皆さまにご迷惑をおかけいたしました。本当にすみません。訂正個所はリットー・ミュージックのWEBに掲載されています。そちらをご参照ください。電子版は修正されています。申し訳ありません。よろしくお願いします。


Great Songwriter Files: 12. Paul Williams

  1. The Drifter / Harpers Bizarre (1968)
  2. It’s Hard to Say Goodbye / Claudine Longet (1968)
  3. Someday Man / The Monkeys (1969)
  4. Let Me Be the One / Carpenters (1971)
  5. Somebody Waiting / Eydie Gormé (1971)
  6. Talk It Over in the Morning / Anne Murray (1971)
  7. An Old Fashioned Love Song / Three Dog Night (1971)
  8. Gone Forever / Sergio Mendes & Brasil '77 (1971)
  9. You and Me Against the World / Helen Reddy (1974)
  10. Evergreen (Love Theme from "A Star Is Born") / Barbra Streisand (1976)
  11. Rainbow Connection / Kermit (1979)
  12. Out In the Country / Roger Nichols & The Small Circle of Friends (2007)

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