NBPファイル vol.72:ウィリー・ネルソン作品集
明日、9月15日に新作アルバム『ブルーグラス』をリリースするウィリー・ネルソン。今年で90歳! で、90歳にして通算151作目(!)の新作アルバムらしいっすよ。やばすぎ。
今年の誕生日、4月29日と翌30日にはハリウッド・ボウルで“Long Story Short: Willie 90”なる大イベントも開催されて。クリス・クリストオファソン、ニール・ヤング、ノラ・ジョーンズ、アリソン・ラッセル、トム・ジョーンズ、ゲイリー・クラーク・ジュニア、スヌープ・ドッグなどジャンルも世代も超えた顔ぶれがウィリー翁を囲んで盛大に卒寿をお祝い。その様子を記録したオーディエンス映像がちょこちょこYouTubeなどに乗っていて、それ見ながら改めてウィリー翁の存在感に圧倒されたわけですが。
今回の新作、『ブルーグラス』というタイトルになっているけれど、別にウィリー翁が卒寿にしてブルーグラス音楽に回帰したというわけではなく。自分が書いた過去の代表曲群をブルーグラス的なアコースティック楽器によるアンサンブルで再演した1枚。1950年代半ばにスタートした長い長いキャリアの中で彼が生み出してきた自作曲群がいかにエヴァーグリーンなものであったか、それを自ら証明してみせる、新しいとか古いとか、そんな無意味な議論を大きく超越した、ご長寿ならではのうれしい仕上がりです。
輸入盤は明日リリース。日本盤(Amazon / Tower)はちょっと遅れて9月27日だとか。いずれにしてもまずはストリーミングが明日、というか今日の深夜にスタートするはずなので、取りいそぎそれで堪能しましょう。今回もノージくんが国内盤のライナー、一所懸命書いていたので、来週のCRTでももちろん話題に上ることでしょう。
で、それまでのつなぎとして、こちらを。スロウバック・サーズデイ恒例のNBPプレイリスト、今週はソングライターとしてのウィリー・ネルソンに注目した12曲のセレクション。活動当初、持ち前のジャジーでブルージーなテイストが保守的なカントリー界で受け入れてもらえず大いに苦労したというウィリーさんですが。その持ち味こそが彼の作品群を時を超えてサヴァイヴさせた大きな要因である、と。そんな事実を再確認していただけたらうれしいかも。
そんな思いを込めて、オリジナル提供アーティストにこだわらず、ソウル系のシンガー、ロック系のシンガー、ポピュラー・ヴォーカル系のシンガーなどのヴァージョンも交えつつのウィリー・ネルソン作品集です。
Songs Written by Willie Nelson
- Night Life / Aretha Franklin (1967)
- Funny How Time Slips Away / Elvis Presley (1971)
- I Gotta Get Drunk / The Little Willies (2006)
- On the Road Again / Neil Young (2014)
- He's Not for You / Dionne Warwick (1976)
- My Own Peculiar Way / Perry Como with The Anita Kerr Quartet (1965)
- Sad Songs and Waltzes / Cake (1996)
- Hello Walls / Brook Benton (1966)
- Angel Flying Too Close to the Ground / Jerry Butler (1992)
- Good Hearted Woman / Everly Brothers (1972)
- Permanently Lonely / Timi Yuro (1967)
- Crazy / Patsy Cline (1961)