Disc Review

What’s for Breakfast? / Dent May (Carpark Records)

ホワッツ・フォー・ブレックファスト?/デント・メイ

前作『レイト・チェックアウト』が出たのは2020年。あれも3年ぶりのリリースだったけれど、今回は4年ぶり? 久々のデント・メイです。通算6作目。

久々とはいえ、今回も基本的な手触りは変わらず。1960年代、70年代っぽいAMポップ路線を基調に、マジカルでパンチのあるメロディラインとスウィートでメロウなサウンドを届けてくれる。

新作のデータを調べようとAMGチェックしてみたら、ドワイト・トゥイリー・バンドがキャプテン&テニールの隠れファンだったら、あるいはチープ・トリックが実はカーペンターズ好きだったら…みたいなことを思わせるとか書いてあって(笑)。なるほど、と。ジェフ・リンが思わずメモをとりそう、とかも書いてあったな。その全部が大好きなぼくとしては、もう楽しいに決まっている1枚。

ベッドルーム・ポップ系の新進シンガー・ソングライター、ジョーダナをゲストに迎えた先行シングル「コースティング・オン・フュームズ」あたりは後期フリートウッド・マックって感じ? 1970年代アタマのビーチ・ボーイズ的なアンサンブルも聞けたり、従来と同じ路線を突き進みながらもそれなりに幅を広げつつある感触も。去年、来日もしたフランス出身ロサンゼルス本拠のインディ・ポップ・デュオ、パール&ジ・オイスターズをゲストに迎えた「タイム・フライズ・ホエン・ユーアー・ハヴィング・ファン」も素敵。ほんと、楽しい曲を聞いているとあっという間に時が過ぎていきます。

ラスト曲「レッツ・テイク・イット・フロム・ザ・トップ」には去年のアルバム『ザ・サーチ・フォー・ゴッド』が各所でけっこう評判だったジミー・ウィスパーズも参加。面白い動きを見せている音楽仲間たちと自然体でコラボしながらの新作です。

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