Disc Review

The Excitement Plan / Todd Snider (Yep Roc)

ジ・エクサイトメント・プラン/トッド・スナイダー

ニール・ヤングのアーカイヴスがようやく届いて。ここでも紹介したいなと思ってはいるんですが。なにせブルーレイ10枚組。なかなか全部を視聴できません(笑)。すべてを味わい尽くせるのはいつのことになるのやら。

てことで、今回ご紹介はトッド・スナイダー。ストーリーテリングの巧みさにかけて、抜群の魅力を持つナッシュヴィルのシンガー・ソングライター、8作目のスタジオ・アルバムだ。ユニヴァーサル傘下のニュー・ドア・レーベルから06年に出たひとつ前のフル・アルバム『ザ・デヴィル・ユー・ノウ』では、メジャーからの再出発ってこともあってか、気合一発、久々にデビュー当時を思わせるロック魂を爆発させていたスナイダーさんですが。今回は00年にジョン・プラインのオー・ボーイ・レーベルに移籍してからの諸作に通じるアコースティカル&ルーツィな方向性。やっぱ、こっちのほうがしみます。(オー・ボーイからの移籍第一弾のこと、その昔、ここで軽く紹介してます。ご興味のある方はどうぞ)

プロデュースはドン・ウォズ。ウォズと、グレッグ・レイズと、ジム・ケルトナーがさりげなく、しかし的確なバッキングを提供している。ほとんどリハーサルせずに、ほんの2日半でアルバム1枚完成させてしまったらしい。ラフさとシンプルさがいい方向に出た仕上がりだ。隙間が心地よい。

収録曲は基本的に自作。でも、1曲ロレッタ・リンと共作していたり、テキサス出身のシンガー・ソングライター、ロバート・アール・キーン・ジュニアの曲を取り上げていたり。そのあたりも興味深い。曲によってはランディ・ニューマンにも通じるグッド・オールド・タイミーかつシニカルな表情を感じさせてくれたりもして。時にはソウルフルでもあり。歌詞はまだ把握しきれてませんが、相変わらず知的にやさぐれている感触もあって。やっぱ、この人の底力、なかなかのものっすね。

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