Disc Review

Tim: Let It Bleed Edition / The Replacements (Rhino Records)

ティム:レット・イット・ブリード・エディション/ザ・リプレイスメンツ

今朝は午前中からラジオの生放送が入っちゃっているので、ブログをおろそかにしまーす(笑)。ちょっと前、9月ごろに出ていたのだけれど、つい紹介しそびれていたボックスセットをちゃっちゃっと紹介して、本日の更新とさせていただきましょう。

ブツは、ミネアポリスのインディー・シーンから登場し剥き出しのパワーで後のオルタナ・シーンの礎を築いた重要バンド、ザ・リプレイスメンツが3作のインディー盤の後、1985年にサイア・レコードからリリースしたメジャー・デビュー・アルバム『ティム』の4CD+1LP拡張版ボックスセットです!

これ、プロデュースを手がけたトミー・ラモーンがちょっとクセのあるミックスをしてしまったこともあり、まあ、こちらとしてはすでにそれで聞き慣れているのでいいっちゃいいのだけれど。近年のビートルズ、ニュー・ステレオ・リミックスみたいなもので、新規リスナー開拓には確かにいかがなものか…的な?

ということもあってか、今回、ラモーンズやトーキング・ヘッズらとの仕事でおなじみ、エド・ステイシアムによるニュー・ミックスが登場した。余計なギミックを廃し、よりクリアに、痛快に、かつ骨太に音像をブラッシュアップ。そんな新生『ティム』をCD1およびアナログLPに収めて。オリジナルのトミー・ラモーン・ミックスの最新リマスター音源をCD2に。

さらにトミー・ラモーンがプロデュースを引き継ぐ前、アレックス・チルトンがプロデュースを手がけた1985年1月の初期セッション音源や、アルバムのデモ音源などを収めたレア・トラック集『SONS OF NO ONE: RARE & UNRELEASED』がCD3で。さらに、1986年1月11日にシカゴのキャバレー・メトロで行なわれたライヴの未発表音源を収録した『NOT READY FOR PRIME TIME』がCD4…と。そういう豪華な内訳。

ジャケも変わって、詳細なライナーや貴重な写真など満載のLPサイズのブックレットも付いて。ポール・ウェスターバーグ、クリス・マーズ、トミーとボブのスティンソン兄弟というオリジナル・ラインアップの凄みを改めて新鮮に思い起こさせてくれる箱です。

てことで、これをストリーミングで聞きながら、今日も元気にいってきまーす!

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