Disc Review

Hydranism / Oracle Sisters (22Twenty)

ヒドラニズム/オラクル・シスターズ

一昨日のボブ・ディランに続いて昨夜は50周年ツアー中のドゥービー・ブラザーズ。まったく別ベクトルでものすごく楽しいライヴを連日体験して盛り上がっていたら、今朝はさすがにちょっと寝坊(笑)。出かける時間が近づいてきて、またまたバタバタ状態です。なもんで、ちょい手早めに最近のお気に入りアルバムをひとつご紹介して今日は失礼しますね。

パリを拠点に活動するインディー・ポップ・バンド、オラクル・シスターズ。といっても、メンバーは男の子ふたり、女の子ひとり。中心メンバーはストロークスのニコライ・フレイチュアのサブ・プロジェクト、サマー・ムーンの一員でもあったルイス・ラザー。ソロ・アルバムも数年前に日本で出て、そこそこ話題になっていたっけ。

もともとは米ブルックリン生まれらしいけど、世界のあちこちを飛び回りつつ活動。そんな彼がフランスのパリに拠点を移して幼なじみのクリストファー・ウィラットと、フィンランドのミュージシャン、ジュリア・ヨハンセンと結成したのがオラクル・シスターズ。2020年以降、何作かEPをリリースしてきて。この4月、ついに初フル・アルバムをリリースしました。

2020年の秋から冬、パンデミックのさなかにギリシャのイドラ島に取り残され、帰る船もなくロックダウンされた状態で、島にある古いカーペット工場だった建物でレコーディングされた音源だとか。スタジオというほどのものでもなく、ボールルームで歌入れする際はパチパチ音を立てるストーブを消したり、鍋を火から下ろしたり、いろいろ楽しい苦労を経験しながらの録音だったらみたい。それを翌年、フランスに戻って最終的に仕上げた、と。

シンプルで、エレガントで、ロマンチックで、ほのかにノスタルジックで、涼やかなハーモニーに満ちていて…。なんか言い方むずかしいのだけれど、こう、“未来を回想する”みたいな? ロック、フォーク、ジャズ、民族音楽などがほどよい塩梅でブレンド。不思議な手触りに貫かれた11曲です。国内盤には去年リリースされたシングル音源2曲がボーナス追加されてます。

春にぴったりかも。今日はこれ聞きながら、さあ、出かけよっと。

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