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Disc Review

They Called It Rhythm & Blues / The Duke Robillard Band (Stony Plain)

ゼイ・コールド・イット・リズム&ブルース/ザ・デューク・ロビラード・バンド

大好きなデューク・ロビラード。新作、出ました!

本ブログでも事あるごとに取り上げている白人ブルース・ギタリスト。ルームフル・オヴ・ブルースの創設者でもあり、ジミー・ヴォーン脱退後のファビュラス・サンダーバーズを支えた頼もしい男でもあり。ドクター・ジョンやボブ・ディランをバックアップした腕ききでもあり。もう御年73歳ながら、いまだコンスタントにアルバム・リリースも続けていて。ほんと、うれしい。

2017年のレトロ・ジャズ集『デューク・ロビラード&ヒズ・デイムズ・オヴ・リズム』、2019年のロックンロール〜R&B集『イヤー・ウォームス』、2020年のブルース集『ブルース・バッシュ』、2021年の旧友スコット・ハミルトンとの共演盤『スウィンギン・アゲイン』に続く1枚で。

全18曲中、数曲がロビラード、あるいは彼の近しい音楽仲間による自作曲。大半は、たとえばチャック・ヒギンズの「ヒア・アイム・イズ」とか、ジョー・リギンズの「イン・ザ・ウィー・ウィー・アワーズ」とか、フレディ・キングの「サムデイ、アフター・アホワイル」とか、ミッキー&シルヴィアの「ノー・グッド・ラヴァー」とか、タンパ・レッドの「ランブラー・ブルース」とか、ジミー“T-99”ネルソンの「シーズ・マイ・ベイビー」とか、エフィー・スミスの「シャンペーン・マインド」とか、ハウリン・ウルフの「ノー・プレイス・トゥ・ゴー」とか、リル・サン・ジャクソンの「ホームレス・ブルース」とか、有名無名取り混ぜた多彩なブルース・ナンバーのカヴァーを満載している。

そこに曲によってジョン・ハモンドとか、ミシェル・ウィルソンとか、スー・フォーリーとか、オルガンのマイク“ザ・ドリフター”フラニジンとか、ハーモニカのシュガー・レイ・ノーシャとか、アルバム・ジャケットに名前が並んでいるような渋いゲストたちが客演。それら往年の宝をアイデア豊かなニュー・アレンジで改めて輝かせている。近作2作の流れを受ける形で、曲ごとに音楽仲間をゲストとして迎えつつのブルース・アルバムという感じか。

中でもいちばんごきげんなのが、キム・ウィルソンの客演かな。彼がファビュラス・サンダーバーズ在籍時代に書いた「テル・ミー・ホワイ」と「ザ・シングズ・アイ・フォガット・トゥ・ドゥ」が今回取り上げられているのだけれど。そこにキム・ウィルソン自身が参加。元バンド・メイトどうしならではの息の合った共演を聞かせている。

ジャンプ・ブルースあり、ルンバ・ブルースあり、ニューオーリンズ・ブルースあり、スタックスR&Bふうあり、ロカビリーあり、ウェスタン・スウィングあり…。めくるめくルーツ・ミュージックの雨アラレ。そして、アルバム・タイトル通り、これこそがリズム&ブルースだったんだよ、と。

たまらないです。来月、国内盤(Amazon / Tower)も出ます。

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