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Punch, Brothers, Punch!

パンチ・ブラザーズ来日ツアー、爆裂開催ちゅう!

いやー、昨日も思わず叫んでしまいましたが。パンチ・ブラザーズ、今回もまじ、やばいです。前回、2016年の来日時もぶっとんだけど。あれから3年の歳月が過ぎて。こいつら、どこまで進化/深化していくのか。その最新の姿をブルーノート東京に通い詰めながら目の当たりにしているこの数日間。チケ代はバカにならないものの、毎日、幸せだ…。

とはいえ、幸せに盛り上がりすぎて、締め切りがとうに過ぎた原稿の執筆すらままならず、本ブログもついないがしろに…(笑)。ということで、今朝のブログ更新はチョー手抜き。ディスク・レビューはお休みして、2016年の夏にパンチ・ブラザーズが初来日した際、とある新聞に寄せたライヴ評の一部をそーっと引用しておきます。これが3年前に彼らを見たときの思い。で、今回はその5倍増しくらいの感動に打ち震えております。すごいわ、こいつら、ほんとに。

お時間ある方、今回のライヴ、見られるものなら見ておいたほうがいいと思います。公演も残すところ、あと今晩と明晩、各2ステージ、計4回のみ。もう来日ツアーの半分が過ぎてしまった。明日のオーラス、セカンド・セットめがけて、今夜も思いきり楽しむぞっ、おーっ!

以下、2016年に書いたライヴ評の一部です。

天才マンドリン奏者、クリス・シーリーを中心に活動する5人組、パンチ・ブラザーズが待望の初来日を果たした。

(中略)

メンバーが奏でるのはマンドリン、バンジョー、ギター、バイオリン、ウッドベース。生の弦楽器のみだ。ドラムはなし。カントリーから派生する形で生まれたブルーグラス音楽の伝統的編成だが、舞台上に1本だけ設置されたマイクを取り囲みながら彼らが繰り出すのはブルーグラスの常識を大きく逸脱した斬新な音楽だった。マンドリンが16ビートでファンキーに躍動し、普通ならとびきり陽気に響くはずのバンジョーが叙情的な哀感を演出し、ギターがジャズのように複雑な和音を提供し、バイオリンとベースがクラシカルな弦楽アンサンブルをもたらす。カントリー、ロック、ソウル、ジャズ、室内楽。あらゆるジャンルの音楽性を熟知した5人が、どのジャンルからもはみ出した、かつて誰も演奏したことがない音楽を編み上げていた。

音響装置で個々の楽器の音を歪ませたりやわらげたり、音処理をほどこすのが当たり前の時代にあって、彼らは何ひとつ音を加工することなく、生身の演奏テクニックだけを武器に、喜び、昂ぶり、哀しみ、怒り、諦め、あらゆる情感を完璧に表現してみせた。楽器そのものからどれほど深く美しい生音が発せられているのか改めて思い知らせてくれた。客席を埋め尽くした観客は、まずその超絶技巧に息をのみ、やがて彼らが紡ぐ音楽そのものの豊かさに心震わせ、興奮を歓声に替えて舞台へ投げ返した。音楽だけを介し演者と観客が心をひとつにした夜だった。

2016年8月15日 朝日新聞

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