ホワット・マターズ・モスト/サン・ソウル・オーケストラ
ロサンゼルスを拠点にセッション・ミュージシャン/ツアー・ミュージシャンとして忙しく活動するスティーヴォさん(ドラム&キーボード、ニューオーリンズ生まれ)とジンジャーさん(チェロ、シカゴ出身)によるスタジオ・プロジェクト。
オリジナル曲はもちろん、メリー・ジェーン・ガールズ、ローリング・ストーンズ、ボブ・マーリー、コモドアーズ、シルヴィアといったひねりの効いたカヴァー曲も交えつつ、40人近い西海岸系腕利きセッション・ミュージシャン/セッション・シンガー仲間の全面協力を得て、クラシック、ジャズ、ソウル、ブルース、ヒップホップ、ロック、ボサノヴァなど様々な音楽要素を交錯させながら編み上げた、なんとも魅力的な音世界。
スティーヴォとジンジャー、二人で仕事のあとにご飯したりしながらあれこれ話し合った夢を実現したものらしいけれど、アルバムへと結実するまでに5年くらいかかっているんだとか。まあ、趣味性の高い1枚ではあるけれど、時折こういうアルバムに出くわしたときのほのかな喜びは格別です。