ベティ・ライト〜ザ・ムーヴィ/ベティ・ライト&ザ・ルーツ
野球のない日は淋しいな。てことで、久々の更新です。長らく更新していないうちにずいぶんと紹介したかったアルバムを逃してしまったけど。いいアルバムはどんどん出続けてます。実際のところ、今はほぼ毎日、ビーチ・ボーイズの『スマイル』にどっぷり浸かりっばなし。でも、またそれかよ…ってことになりそうなので(笑)。今回はベティ・ライトの新作、いきます。
ソングライターとして、プロデューサーとして、コーラス・パートナーとして、近頃もあちこちに顔を見せてはいたけれど、本人名義の新作としては2001年の『フィット・フォー・ア・キング』以来。今回はザ・ルーツと組んでいて、トラック的にもかなり充実した仕上がりだ。アンジェロ・モリスとクエストラヴが共同プロデュース。元タワー・オヴ・パワーのレニー・ウィリアムス、ジョス・ストーン、スヌープ・ドッグ、リル・ウェインなどがゲスト参加。といっても、とっちらかった印象はない。この辺はルーツの功績かな。既視感ありまくりの音作りながら、そのあたりは意図的なものだろう。もちろん本人の歌声の力もでかい。年輪を重ねて深みを増した歌心でもって相変わらずごきげんなヴォーカルを聞かせている。女性に年齢の話はナンですが。すんません。もうすぐ58歳。まだまだいけそうっすね。