Disc Review

There Is A Season / The Byrds (Columbia/Legacy)

ゼア・イズ・ア・シーズン/ザ・バーズ

世界的にレコード/CD業界全体が不況と言われているせいか。再発に関しても、一時のような勢いがなくなってきたのは事実。CDというメディアで、セールス的にそこそこの成績が目論める盤は大方再発され尽くしたってことかとも思うけど。

いやいや。権利関係をクリアできず出せない盤は結局いつまでたっても出ないし、一方で、出せる盤はボーナスが新たに追加されたり、リマスターされ直したり、紙ジャケになったり、何度も何度も形態を変えながら再発、再々発、再々々発が繰り返されるし。俺、『ペット・サウンズ』と『ロデオの恋人』のCD、いったい何枚ずつ、何パターンずつ持ってるんだろう? なんともちぐはぐな現状だ。

そんな複雑な気分を新たにしました。ザ・バーズの2つめのボックス・セット。正直、またかよ…と思いつつ、でもやっぱり買うしかないもんなぁ。思うツボか。

バーズのボックスというと、1990年に出た4枚組のやつがおなじみ。最初ロング・ボックスで出て、そのあと小さなサイズになって出直して。そのときはさすがに買い直しはしなかったものの。今回は内容を一新してのCD4枚+DVD1枚。じゃ、仕方ない。買わないとね。

とはいえ、かなりの曲数が前のボックスとダブっているのは当然。買うならその辺覚悟のうえで、どうぞ。ただ、前回のボックスが出てからバーズに関してはオリジナル・アルバム群が未発表音源入りのエクスパンデッド仕様で次々リリースされたり、未発表ライヴ盤が出たりしたので。その辺の新規音源を視野に入れつつバーズの歴史を再構築した、と。そんな形になっている。ライヴ音源、ラジオ音源など5曲が未発表もの。デビュー前、ジェット・セット、あるいはビーフイーターズ名義の音源に始まる64~90年の音源全99曲。映画のサウンドトラック用の別ヴァージョンや、やはり映画に収められたライヴ・パフォーマンスの音源なども入っていて貴重だ。

で、今回はDVD付き。目玉はこっちか。65~67年のテレビ出演映像が10曲。口パクばかりだし、全部で30分弱だし。けど、やはり動いているバーズの姿には圧倒的に目を惹かれる。もうちょい他にも映像が残っているはずなので(ブート映像は残っているんだから…)、その辺もなんとかならなかったもんかなとも思うけど。もちろんこれだけでも十分コーフンものです。でも、コンピュータのプログラムみたいに、差分ファイルとか、そういう形でボックス・セットをアップデートできないもんですかね。ぶつぶつ…。

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