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Disc Review

Moonlight Recital 1976 / Moonriders (Moonriders Records)

ムーンライト・リサイタル1976/ムーンライダーズ

ちょっと遅めの、あけましておめでとうございます。なんだか今年はお正月って感じもあまりなく。わりと平常通り、リッキー・ネルソン研究をしたり、ジョニー・キャッシュ研究をしたり、グレイシー・フィールズ研究をしたり…(笑)。そんな感じで年を越しました。スポーツ選手大活躍の正月TVバラエティみたいなやつが例年に比べて少ないような気がして。それもまた、ぼくの正月気分をそいでいるみたいな。

TVと言えば、2日かな、箱根駅伝往路のゴール終了後、チャンネル変えてウンナンが司会の『ゴールドラッシュ2006』とかって番組を途中からぼんやり見た。賞金100万円を目指すお笑い芸人さんたちに与えられた関門は5つ。動きだけで…とか、用意されたブツを使って…とか、ショートコントで…とか、設定されたテーマごと、ランダムに選ばれたお客さん審査員5人中3人とか全員とかを笑わせればOKという番組で。

まあ、お正月番組好きのぼくとしてはそれなりに楽しんだものの。内容はともあれ、審査員をやっているお客さんがですね。なるべく笑わないようにしているせいだろうけど。顔が暗いっつーか、重いっつーか。ああいう表情を見ていると、こちらの気分も暗くなる。お笑いブームとか言われている昨今、何でもかんでも笑いまくるお客さんに対して「笑いのハードル低いなぁ」とあきれることも多いけれど。やっぱり仏頂面よりは笑顔がいいなぁと再認識したものです。

M1での紳助とかも、見ていて気分悪いもんね。つーことで、今年も笑顔でいきます。みなさんも、ぜひ。楽しい1年になるといいっすね。

てことで、今回のピック・アルバムは珍しく邦楽。1976年に行われた伝説のライブの模様をほぼ完全復刻したムーンライダーズの『ムーンライトリサイタル1976』です。日本のポップ・ミュージック黎明期の貴重な記録。ゲスト参加している細野晴臣、矢野顕子も含め、以降30年、音楽界に影響を与え続けることになる者たちが若き日、時に熱く、時にクールに繰り広げた試行錯誤に胸が高鳴りますよ。この年、あの『火の玉ボーイ』がリリースされたわけっすね。そういえば、『火の玉ボーイ』リリース直前、高田馬場のピープルってちっこいライヴハウスで、お客さん5~6人って感じでライダーズ見たなぁ。前座の学生バンドのお客のほうが断然多かったっけ。

この前年、75年は、先日これまた30周年記念盤が出たシュガーベイブのアルバム・デビュー年。大滝師匠が『ナイアガラ・ムーン』を出して、細野さんが『トロピカル・ダンディ』を出して。けっしてメインストリームでの動きではなかったけれど、熱い時期だった。わくわくしっぱなしだった。前回ピックしたブルース・スプリングスティーンの『明日なき暴走』が75年で。76年にかけてパティ・スミスとかラモーンズとかがデビューして…。アメリカでも何かが起ころうとしていた時期だったわけだけど。日本でもそれとはまた別の意味で、様々なものが生まれた時代でした。

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