Disc Review

Barabajagal (2026 Paper Sleeve) / Donovan (Sony Japan)

バラバジャガ(2026年紙ジャケット・コレクション)/ドノヴァン

新刊を出すことができたおかげで、久しぶりの方とか、ぜひお目にかかりたいと思っていた方とかに会えたり。慌ただしいけど、うれしい毎日を送っています。

明日のお昼も、拙著『幸せな結末 大滝詠一ができるまで』持って、文化放送の大竹まことさんの『ゴールデンラジオ!』におじゃまします。夜はDOMMUNE。湯浅と堀内久彦さんによる毎年恒例のナイアガラ・ナイトへ。よろしければ。

と、そんなわちゃわちゃしているさなか、どかっとまとめて紙ジャケ再発されたのがドノヴァン。デビュー60周年&生誕80年記念の日本独自企画ってことで。これもなんか、うれしい。

ラインアップは、まずエピックと契約後の傑作オリジナル・アルバム群から5作。1966年の『サンシャイン・スーパーマン』、1967年の『メロー・イエロー』、同じく1967年に大人向けのエレクトリック・アルバムと子供向けのアコースティック・アルバムを組み合わせてリリースした2枚組『ドノヴァンの贈り物/夢の花園より(A Gift from a Flower to a Garden)』、1968年の『ハーディー・ガーディー・マン』、そしてジェフ・ベック・グループとの共演に驚かされた1969年の『バラバジャガ』。

これらに加えて、2度目の来日にあたる1973年のジャパン・ツアーの記録として日本独自にリリースされたライヴ『ライヴ・イン・ジャパン:スプリング・ツアー1973』も! 

これ、2013年、50周年のタイミングでドノヴァンのオフィシャル・サイトが限定CD化したことがあったけれど、ちゃんとオフィシャルな再発CDとして市販されるのは今回が初。50周年限定リリースのとき同様、来日時に撮影されたツアー・ドキュメンタリー・フィルム『イエロー・スター』もDVDとして添えられてます。

すべて2026年最新リマスター。『ライヴ・イン・ジャパン…』と『ドノヴァンの贈り物…』はオリジナル日本盤LP、その他はUS盤LPを再現した初の紙ジャケ化。日本盤LP帯と内袋の復刻も。

この時期のドノヴァンはずいぶんと多面的な音楽的探求に勤しんでいた時期で。フォークあり、サンシャイン・ポップあり、カリプソあり、童謡あり、サイケデリア・ポップあり…。どのアルバムもとても面白いのだけれど。今回の再発のうち、『バラバジャガ』の新規ライナーを書かせてもらったってこともあるもんで(笑)、ピックアップするのは『バラバジャガ』にします。同じミッキー・モストのマネージメント下にあったジェフ・ベック・グループとの共演によって、前述したような多彩な音楽性にハードめのキャッチーなロック・グルーヴも加わった1枚です。

中学生だったころ、初めてAMラジオからこのタイトル・チューンのギター・リフが流れてきた瞬間の高揚感、いまだに覚えてるなぁ。直後、ドカドカドカッと入ってくるドラムもかっこよかったし。バラバジャガ…ってなんだよ、と思いつつ、ちょっぴりドラッギーな気分を夢想したり。まじ、ワクワクした。

さっそくシングル盤買ったら“モダン・フォークのメルヘン、ドノヴァンとジェフ・ベックが共演した白熱の新曲”ってキャッチコピーが書いてあったっけ。ああ、懐かしい。

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