Disc Review

The Circle Sessions EP / The Teskey Brothers (Glassnote Music)

ザ・サークル・セッションズ EP/ザ・テスキー・ブラザーズ

ホージアとか、ルイス・キャパルディとか、フレイヤ・ライディングスとか、期待の新鋭アーティストたちのライヴを熱心に配信してくれるドイツの“ザ・サークル・セッション”にテスキー・ブラザーズが満を持して登場しました。

ヴァン・モリソン、スティーヴ・ウィンウッド、ロッド・スチュアートらを彷彿させるブルージーな歌声が魅力の兄ジョシュと、抑制の効いたソウルフルなギター・プレイを聞かせる弟サムのテスキー兄弟によるオーストラリア最強ブルー・アイド・ソウル・ユニット。彼らのことは事あるごとに本ブログでも取り上げてきましたが。

今回は独ベルリンの多目的イベント会場“Säälchen”(読み方わかんないw。ゼールヒェン?)でのライヴ・セッション。テスキーズの場合、以前はジョシュとサムのテスキー兄弟を中心に4人組バンドとして活動していたけれど、前作『ザ・ワインディング・ウェイ』から兄弟2人のデュオ編成に。今回もその2人でギターを奏で、ハーモニカを吹き、曲によっては4人編成時代からのサポート・メンバー、オラフ・スコットのキーボードを加えながら、強力にソウルフルなパフォーマンスを聞かせてくれている。

全5曲中、アタマの4曲が『ザ・ワインディング・ウェイ』に収められていた自作曲。で、ラストにレイ・チャールズの必殺レパートリー「ドロウン・イン・マイ・オウン・ティアーズ」のカヴァー。

編成的に超シンプルなぶん、ジョシュのブルー・アイド・ソウル風味満点の歌声や、サムのブルージーなエレクトリック・ギター・プレイをより生々しく味わえる仕上がりだ。むちゃくちゃかっこいい。ぼくは今のところサブスクのストリーミングと、当夜の模様を丸ごと収めたYouTube映像で楽しんでますが、間もなくフィジカルも出る気配。テスキーズのオフィシャル・ストアではホワイト・ヴァイナルによる12インチEPもプレオーダーしていて。これは欲しいかも。ポチっちゃっとこうかなー。

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