NBPファイル vol.71:リメンバリング・ジヴォン
本日、9月7日はウォーレン・ジヴォンの命日。亡くなったのは2003年だったから没後ちょうど20年になる。享年56…は若すぎたなぁ。ということで、スロウバック・サーズデイ恒例のNBPプレイリスト、今週はウォーレン・ジヴォンに思いを馳せます。
本ブログでは以前、1980年のライヴ盤『炎のL.A./ウォーレン・ジヴォン・ライヴ(Stand In The Fire: Live At The Roxy)』がLP2枚組にアップグレードされて再発されたときに大喜びで取り上げましたが。
そこでも書いた通り、この人、特に日本では過小評価されっぱなしな気がして。ちょっと残念だったりもする。ハマったらすごい。調子がいいときのジヴォンさんは皮肉なというか、世をすねたというか、残酷なというか、そういう歌詞の世界を渋いロック・サウンドに乗せて炸裂させ、ブルース・スプリングスティーンにも、トム・ウェイツにも、ジャクソン・ブラウンにも、ニール・ヤングにも負けない感動を聞く者に与えてくれたものだ。
というわけで、そんなウォーレン・ジヴォン曲集。下積み時代を経て1976年、ジャクソン・ブラウンのプロデュースの下で制作した再起作『さすらい(Warren Zevon)』以降のアルバム群から、1枚1曲ずつ、ぼくが好きな曲をピックアップしてリリース年順に並べてみました。
もちろん、例の大ヒットした「ロンドンのオオカミ男(Werewolves Of London)」とか「プア・プア・ピティフル・ミー」とかを筆頭に、他にも好きな曲はたくさんあるけれど、いつものように12曲限定ってことで。もしウォーレン・ジヴォン未体験の方がいたとして、このプレイリストをきっかけに他の曲にも耳を傾けてもらえるようになったらすごくうれしいです。
- Hasten Down the Wind / Warren Devon (1976, from album "Warren Zevon")
- Lawyers, Guns and Money / Warren Devon (1978, from album "Excitable Boy")
- Jeannie Needs a Shooter / Warren Devon (1980, from album "Bad Luck Streak In Dancing School")
- Stand In the Fire / Warren Devon (1980, from album "Stand In The Fire")
- Let Nothing Come Between You / Warren Devon (1982, from album "The Envoy")
- Reconsider Me / Warren Devon (1987, from album "Sentimental Hygiene")
- Splendid Isolation / Warren Devon (1989, from album "Transverse City")
- Searching for a Heart / Warren Devon (1991, from album "Mr. Bad Example")
- Mutineer / Warren Devon (1995, from album "Mutineer")
- For My Next Trick I'll Need a Volunteer / Warren Devon (2000, from album "Life'll Kill Ya")
- My Ride's Here / Warren Devon (2002, from album "My Ride's Here")
- Keep Me in Your Heart / Warren Devon (2003, from album "The Wind")