NBPファイル vol.13：トニー・ハッチ・ソングブック

Nothing But Pop File, vol.13: Tony Hatch Songbook (In Memory of Bobby Rydell)

2022.04.07

NBPファイル vol.13：トニー・ハッチ・ソングブック（ボビー・ライデルを偲んで）

ボビー・ヴィー、ボビー・ヴィントン、ボビー・ダーリン、ボビー・ライデル…。オールディーズ・ポップの世界にはたくさんのボビーがいて。この代表格4人のことを“4ボビーズ”と呼んだりするけれど。

そんな4ボビーズのひとり、地元、米フィラデルフィアを本拠に大人気を博していたテレビ音楽番組『アメリカン・バンドスタンド』が生み出したスター・シンガー、ボビー・ライデルの訃報が届きました。

1959年以降、「キッシン・タイム」「ウィー・ガット・ラヴ」「ワイルド・ワン」「ボラレ」など無数のヒットを放ったティーンエイジ・アイドル。近年も、大きな臓器手術などを乗り越えながらオールディーズ・ツアーを積極的に続けてはいたものの、去る4月5日、肺炎の合併症のため故郷フィラデルフィアの病院で亡くなりました。享年79。

というわけで、毎週木曜恒例にしているNBPプレイリストは、ボビー・ライデルを偲んで、彼のヒット曲の中でぼくがいちばん好きな曲、1964年に全米チャート4位まで上昇した「フォーゲット・ヒム」を1曲目にフィーチャー。その後に、この曲を作った英国のソングライター、トニー・ハッチの作品をずらり並べてみました。

4ボビーズも、今やご健在なのはヴィントンさんだけ。時は歩みを止めないな。ボビー・ライデルさん、どうか安らかに。グルーヴィーでキュートなたくさんの夢をありがとう。

Tony Hatch Songbook (In Memory of Bobby Rydell)