NBPファイル vol.7:ドッ・ドドッ・パン!
去年の秋、本ブログでも紹介してとても好評だったザ・コーレッツ。あのときは“クーレッツ”と表記してましたが、今回、最新作『バック・イン・モノ』の国内盤が晴れてリリースされて(ボーナス2曲追加。光栄なことにライナーノーツ、書かせていただきましたー!)。その際、国内配給元からご本人たちに発音を確かめたところ、“コーレッツ”のほうが近いってことになったようで。カタカナ表記は“ザ・コーレッツ”に統一されました。
で、そのコーレッツ。アルバムは以前も書いた通り、ほんとごきげんな曲ばかりで。今なおよく聞いているのだけれど。その中の「ヘイ・ベイビー」って曲が、これ、いわゆる「ビー・マイ・ベイビー」パターンというか。セッション・ドラマーの王様、ハル・ブレインが編み出した、例の“ドッ・ドドッ・パン! ドッ・ドドッ・パン!”という強烈かつ超キャッチーなリズム・パターンを使った楽曲で。
それ聞きながら、あ、このパターン使った曲を集めてみたら楽しいかも、と。そう思い立ってセレクトしてみました、スロウバック・サーズデイ恒例、NBPプレイリスト第7弾。ドッ・ドドッ・パン!特集です(笑)。
まあ、このパターンの曲は当然1960年代にとてつもなく多いわけですが、その辺は抑えめにして。さらにスペクターもののカヴァーとかもあえて外して。わりと幅広い時代から選曲してみました。コーレッツで始まり、コステロ、ジザメリ、マイモニなどを挟んで、元祖のロネッツまでの12曲。選に漏れた名曲多数ですが、残りはまたの機会に。
お楽しみください。
- Hey Boy / The Courettes (2021) (Amazon / Tower)
- Candy / The Magnetic Fields (1992) (Amazon / Tower)
- No Dancing / Elvis Costello (1977) (Amazon / Tower)
- Forever / The Explorers Club (2008) (Amazon / Tower)
- Angel Baby / Bay City Rollers (1975) (Amazon / Tower)
- Just Like Honey / The Jesus & Mary Chain (1985) (Amazon / Tower)
- Rag Doll / The Four Seasons (1964) (Amazon / Tower)
- Gentle Sons / The Pains of Being Pure At Heart (2009) (Amazon / Tower)
- The Bear / My Morning Jacket (1999) (Amazon / Tower)
- Say Goodbye To Hollywood / Billy Joel (1976) (Amazon / Tower)
- Love Will Find You / Findlay Brown (2009) (Amazon / Tower)
- Be My Baby / The Ronettes (1963) (Amazon / Tower)