今朝のブログ更新はいつものアルバム紹介ではなく、ちょっと気になるシングル曲とか、EPとか、期待のアルバムからの先行公開トラックとか、そういうのを4〜5曲ほどまとめる例のやつです。基本的に女性ものばっかです。最後にちょこっと違うの入ってますが…(笑)。
マイ・ラヴ・スプリーム/ルイーズ・ゴフィン
キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの娘さんの新曲。ニューオーリンズのマルディグラ・ファンク・バンド、チャ・ワのドラマーとしても知られるジョー・ジェリーニとの共作曲です。ボブ・グローブ(ベース)、ディーン・パークス(ギター)、ディロン・オブライアン(キーボード)、マイケル・ジェローム・ムーア(ドラム)というメンツでのレコーディングだとか。この顔ぶれでコーラスもやってて、ちょっとかわいい(笑)。
ダニー・コーチマーのプロデュースの下、70年代末にデビューを飾った直後はともあれ、その後はあんまり七光に頼りすぎる感じでもなく着実に活動を続けているようで。現在59歳。ミニのお姿も、なんかいいすね。ビデオクリップの締めくくり方もなかなか…!
セイム・ガール/テス・ヘンリー
名曲「イージー・トゥ・ラヴ」で日本でも大いに人気を博したワシントン州ケント出身のシンガー・ソングライター、テス・ヘンリーの新作EP『ベター』から。バーバラ・アクリン「アム・アイ・ザ・セイム・ガール」のカヴァーなのだけれど、なんともゆったりとした解釈がかっこよいです。ソウルフルなコーラスもナイス。
オンリー・ワン/モーリー・バーチ
何か新作が出るたび気になってチェックしてしまう女性シンガー・ソングライターのニューEP『バラッズ』からの1曲。これまで以上にアンニュイにキメてます。
両親の影響でミュージカルとか、ハリウッド映画とか、カントリーとか、ジャズとか、古き良き音楽たちに触発されて育ったというモーリーさん。おととしのファースト・アルバム、去年のセカンド・アルバムも素晴らしかったけれど、今回のEPもなかなかに充実。もともとロサンゼルスの人みたいだけど、現在、本拠地はテキサス州オースティンというところもしびれポイントっすね。
ヒストリー・リピーツ/ブリタニー・ハワード
これは以前も騒がせてもらった、9月20日に出るというブリタニー・ハワード(アラバマ・シェイクス)のソロ・アルバム『ジェイミー』からのもうひとつの先行トラック。こっちのほうがちょっと早く公開されてました。前回乗せた「ステイ・ハイ」とはまた大きく違う、ちょっとチャレンジングなアプローチが彼女らしいです。ますます楽しみ!
アローン・アット・ラスト/レイチェル&ヴィルレー
で、ラスト。ノージくんに教えてもらった超ごきげんなやつを。ノージがツイッターにのっけてますが、10月に出るというレイチェル&ヴィルレーの初アルバムからの先行トラック。そうです。レイク・ストリート・ダイヴのレイチェル・プライスとギター&ヴォーカルのヴィルレーとのデュエット・プロジェクト。やばい。やばすぎる。良すぎる…。
サムシング/ザ・ビートルズ
あと、女性ものの新譜ではないし、別にぼくがここで紹介するまでもないものですが、ついでなので(笑)、今日情報解禁されて、まさに超話題を巻き起こしているはずのこれも縁起ものとして載せときます。
“ホワイト・アルバム”に続いて、9月にまたすごい50周年エディション、出るみたい。今度は『アビイ・ロード』。
またジョージ・マーティンの息子さん、ジャイルズとミキシング・エンジニアのサム・オケルが、オリジナル・アルバムの収録曲17曲を新たにリミックス。その最新リミックス音源に加えて、ほとんど未公開の23曲のセッション・アウトテイク音源を蔵出し。3CD+1Blu-rayのスーパー・デラックス・エディションをはじめ、2CDデラックス、1CD、3LPデラックス・エディション、1LP、1カラーLP、デジタル、ストリーミング…など、様々なフォーマットで出る。
実はリマスタリングならぬリミックスという文化にあまり素直になれないぼくとしては、またかよジャイルズ…と、眉を軽くひそめる気持ちがなくもないわけですが。でも、うだうだ文句言いながらも、出たら絶対買っちゃうんだよなぁ。間違いなくスーパー・デラックス・エディション行っちゃうんだよなぁ。
基本リミックスものとはいえ、正直、とても楽しみです(笑)。仕方ない。世代的に『アビイ・ロード』は中学生時代にリアルタイムで買って、間違いなく当時いちばんたくさん聞いたであろう、どんぴしゃな名盤なのだから。抗いようがありません。