Disc Review

Mohawk / Tom Wilson aka LeE HARVeY OsMOND (Latent Recordings)

2019.01.28

Mohawk

モホーク/リー・ハーヴェイ・オズモンド

カナダのシンガー・ソングライター、トム・ウィルソンのペルソナというか、カウボーイ・ジャンキーズのマイケル・ティミンズとスカイディガーズのジョシュ・フィンレイソンと組んだプロジェクトというか、リー・ハーヴェイ・オズモンド(オズワルドではない)の新作。配信のみのライヴ盤リリースを間に挟んで、4年ぶり4作目のスタジオ盤の登場だ。

熱狂や躍動すらギュッと濃縮冷凍したかのような独特のくすんだ音像のもと、相変わらずクールな歌声を聞かせている。が、歌詞のほうがぐっと深まった。というのも、トムはもう今年で60歳。ベテランさんですが。なんでも数年前、53歳のころ初めて自身が養子で、育ての親ではない本当の両親がモントリオール郊外カナワク地区の先住民(モホーク族)だったことを知ったのだとか。自らの本当の出自を知ったことで描く世界が変わった感じ。もう表題曲からしてど真ん中。新たなアイデンティティーのもと、人生に対して新たな問いかけを開始した、みたいな…。

以前からの仲間、ジェシ・オブライエン(キーボード)、アーロン・ゴールドスタイン(スティール・ギター)、レイ・ファルージア(パーカッション)らに加え、アナ・ラディック(ベース)がベーシックなバックアップ。ダーシー・ヘプナーのホーン・アレンジもかっこいい。ブルース・ハープとかも効果的。ごきげんなサイケデリック・アシッド・フォーク盤です。

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