Disc Review

So Sang the Whippoorwill / Run Boy Run (Run Boy Run Music)

RunBoyRun

ソー・サング・ザ・ホイッパーウィル/ラン・ボーイ・ラン

だいぶ近づいてきました。相倉久人さんをお招きするCRT。楽しみです。スペシャル・メニューなどもスペシャルな形で準備ちゅう。そんな逸る気持ちを、近ごろはこのアルバム聞きながらなごませてます。

今年の初め、YouTubeでこれ見て気になっていたバンド。これまですでにデジタルEPとかデジタル・シングルとかはリリースしていたみたいだけど、たぶんフル・アルバムはこれが初。気にしてたわりに気づかず、いつの間にか3月に出てたことを最近知ったというトンマぶりです。といってもアマゾンとかで売ってなかったので、彼らのホームページで買いました。

メンバーたちのオリジナル曲に加えて、「シルヴァー・ダガー」や「レッド・ロッキング・チェア」のような古いフォーク/ブルーグラス曲からザ・バンドの「ゲット・アップ・ジェイク」まで。フィドル、チェロ、ウッド・ベース、マンドリン、ギターなど、アコースティックな弦楽器のみで展開するアメリカーナの世界。2組の兄妹・姉妹を含む5人組で。3声の女性コーラスも美しい。

アパラチアの伝統と、その伝統にあらかじめ含まれているフロンティア精神と。そのあたりがほのぼの交錯する素敵な1枚です。

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