ビリー・ジャック/ハニーハニー
ヴォーカル/バンジョー/フィドルのスザンヌ・サントとギターのベン・ジャフィによる男女ユニット。たぶんこれがセカンド・アルバムだと思う。
2008年に出たファースト・アルバム『ファースト・ロデオ』では、もうちょい、こう、ノラ・ジョーンズ的なニュアンスでジャズっぽかったり、k.d.ラング的なニュアンスでトワンギーっぽかったり、ディクシー・チックス的なニュアンスでポップっぽかったりもしたのだけれど、今回は全編通して静謐なコーヒーハウス・アメリカーナ的というか、レイジーなカントリー・ロック的というか、そういう手触り。ロスト・ハイウェイに移籍したことで、そういう方向性に拍車がかかったのかも。このルーツめがけての深まり具合、悪くないです。
音作りも地味になったようでいて、実はかなり緻密になっているし。スザンヌさんの歌声もさらに切なくなって。かなり吸引力あります。今回、気に入った収録曲はこれとかこれかな。ユーチューブには他にもライヴ映像とか、あれこれ載っているので、興味がある方は各自チェックしてみてください。 MySpace のページもあります。