Disc Review

Kitty Wells Dresses: Songs of the Queen of Country Music / Laura Cantrell (Spit & Polish)

KWDresses

キティ・ウェルズ・ドレシズ〜ソングズ・オヴ・ザ・クイーン・オヴ・カントリー・ミュージック/ローラ・カントレル

急に発熱しちゃって。伏せっておりました。いつも行ってる医者が、まあ、前からそうじゃないかとは思ってたんだけど、やっぱヤブでねー(笑)。どう考えても風邪だったと思うんだけど、問診だけで食あたりだと決めつけられて。おデブなぼくが悪いのか。見た目で食あたりにされちゃった気もするんだけど。デブ対ヤブ。とにかく出されたのはお腹の薬のみ。そうなのかなぁ…と、半信半疑でしばらくその薬だけで過ごしていたんだけど、どうにも改善しないもんで、市販の風邪薬飲んだらソッコー直りました。

以前も、間違いなくインフルエンザだと思われる症状のときにインフルエンザじゃないと決めつけられ、かと思えば、インフルエンザとは思えないときに、いや、これはインフルエンザだとタミフル押しつけられたし。ダメだ。医者変えよう。でも、問診してPCに向かってマウスかちゃかちゃやって薬出すだけ…って、今、お医者さんってそういうスタイル多いのかな。だとしたら薬局行くのと変わらないじゃん。今度病気になったら別のお医者さん、試してみよっと。病気にならないようにするのが一番だけど…。

で、なんかもう、ずっとぼーっと暮らしてたもんで。ここ数日はほんわかしたカントリーがしみました。生粋のナッシュヴィルっ娘ながら現在はニューヨークを本拠に活躍するローラ・カントレルの4枚目。今回は勇躍ナッシュヴィルへと里帰り。自身、なかなかいい曲を書くソングライターでもある彼女だけど、自作は表題曲のみ。タイトル通り、「ホンキー・トンク・エンジェルズ (It Wasn't God Who Made Honky Tonk Angels)」など数々のヒットで知られる“クイーン・オヴ・カントリー・ミュージック”キティ・ウェルズ絡みの楽曲ばかりカヴァーしまくった1枚を作り上げてくれた。

6年ぶりの新作ってことで。どういう事情が背景にあるのかはわからない。かつてニュー・オーダーのカヴァーをしたり、今っぽいフォーキー・アプローチを聞かせたり、あれこれやってきたローラさんにとって、今回はもっともカントリーっぽい、というか、真っ向からカントリー一色の1枚。でも、とにかくキティ・ウェルズという、もしかしたら日本では名前すら知られていないかもしれない素晴らしい存在にスポットを当てる好企画だ。ご本家に比べるとアクは少なめだけれど、キュートでスウィートなローラさんの歌声がたまりません。

BR5-49人脈のチャック・ミードとクリス・スクラッグス、キャレクシコのポール・ニーハウス、ロイ・ブックバインダーとのコンビでもおなじみ、マルチ・インストゥルメンタリストのファッツ・カプリンなどがバックアップ。

Resent Posts

-Disc Review
-