Disc Review

Hope for the Hopeless / Brett Dennen (Dualtone)

ホープ・フォー・ザ・ホープレス/ブレット・デネン

CRT映画祭、いよいよ本日です。寺田編集長も気合いを入れてシャイン・ア・ライトしてるみたいなので(笑)。ご期待ください。ぼく個人としては『レナルド&クララ』の深みにハマり込んでみたいなと目論んでいるんですが。あと、にせジミヘンとか、にせリトル・リチャード姐さんとか、にせエルヴィスとか。さて、時間は足りるのか? どうなりますことやら…。

ネイキッド・ロフトはメニューがおいしいので、そっち方面でもぼくはテンションあがってます(笑)。みんなで爆音&爆画面&おいしいごはんを堪能しましょう! CRT名物スペシャルメニューもあります。あと、ナイショだけど、テラさんが奮闘してみなさんへのプレゼントもゲットしてくれたみたいです。

で、本日の1枚は、西海岸のシンガー・ソングライター、ブレット・デネンのサード・アルバム。といっても、ぼくはファーストを手に入れていないので、これがぼくにとって2枚目のデネン体験。国内盤も出た06年の『ソー・マッチ・モア』は、ケヴィン・マコーミックのプロデュースのもと、ワールド・ミュージック風味もまぶしたシンプルな音像に乗せて朴訥とした個性を発揮した1枚だったけれど、今回はジェイソン・ムラーズやジョン・メイヤーとの仕事で知られるジョン・アラジアがプロデュース。そのせいか、ぐっと洗練度がアップ。ポップ寄り、ソウル寄りの旋律/音像も目立つ。引っ込み思案なジェイソン・ムラーズみたいな感じかな。いや、これ、すごくいいです。個人的には前作とは別のベクトルでぐっときた。

ムラーズとか、デイヴ・マシューズとか、あるいはメロウなときのニール・ヤングとかが好きな方にはおすすめ。歌詞も含めて繊細すぎるところが良し悪しで。その辺が今ひとつ幅広い支持を集められない原因かもしれないけれど。この持ち味は失ってほしくないです。

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