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Disc Review

Metamorphosis / Maysa (Shanachie)

メタモルフォシス/メイサ

望み通り日本シリーズ第7戦までめいっぱい楽しめて、満足っす。って負け惜しみ半分ですが(笑)。じりじりする試合ばっかで、毎日おなか痛かったです。楽しかったけど。シリーズ中なのにブログ更新したりしているハラとかいう人の相変わらずの珍采配・珍継投と、ここぞってところでのG選手のチキンっぷりを再確認する日々でもありました。しかし、優勝が決まる瞬間、つい石井一の姿を探してしまうのはなぜでしょう(笑)。岸と西口が並んで座ってのピース姿もよかったすね。

そうそう。おととい、キャロル・キングの話をちらっと書いたら、何通かキャロル・ファンの方からメールをいただきました。ほとんどが“ブライアン・ウィルソンとの共演曲って何で聞けるんですか?”という質問メール。こちらでまとめてお返事させていただきますね。

9月に出たブライアンのニュー・アルバム『ザット・ラッキー・オールド・サン』にはいくつかのヴァージョンがあって。日本でも普通に買える通常盤、DVD付き、ボーナス・トラック2曲入りの iTunes ミュージック・ストア版の他に、もうひとつ、Best Buy 版というのが北米向けのみにリリースされている。これにキャロルとブライアンの共演による2曲がボーナス収録されてます。曲はブライアンの「グッド・カインド・オヴ・ラヴ」とキャロル作の「アイム・イントゥ・サムシング・グッド」。通販も含めて北米でしか買えないんだけど。まあ、われわれには eBay という強い味方があるわけで(笑)。興味のある方は各自なんとかしてください。

2年くらい前、アメリカのターゲット・ストアが制作したコンピレーションCD『ニュー・ミュージック・フロム・アン・オールド・フレンド』がやはり北米限定でリリースされて。ここでもキャロルはフィル・ラモーンのプロデュースのもと、スーザン・アグボーとのデュエットで「ホーム・アゲイン」をリメイクしたり、新曲を披露したりしていた。だいぶ遅れて国内盤も出たけど、契約の関係からか、キャロルの2曲はカットされてしまっていた。

近年のキャロルは自分のレコード・レーベル、友人によるマネージメント、みたいな形で、完璧に自分ですべてをコントロールできるインディーズ活動をしていて。それが今の彼女のマイペースな活動を可能にしているのだろうけど。そのぶん、こんなふうに新録音が日本では紹介されないみたいな状況も生まれちゃっているわけで。痛し痒しってとこですかね。まあ、とりあえずは eBay に頼ってなんとかカヴァーしましょう。

本日の1枚は、インコグニートに出たり入ったりしているメイサ・リークの新作ソロ。アーバンR&Bというか、アーバン・ジャズというか。音像はしっかり今のものではあるけれど、聞いて受ける感触は、ぼくが大学生のころ、76~77年くらいにジャズ喫茶に通って浴びるほど聞いたタイプのクロスオーヴァー系そのもの。セクシーなソウル・バラッド、躍動的なフラジリアン・ジャズ、軽快なポップ・ボサ、けっして熱くなりすぎないファンクなど。クールでブリージーでスムースでドリーミーなグルーヴを…って、もうカタカナだらけで何言ってるのかよくわかりませんが(笑)、心地よく楽しめる1枚だ。

シャナーキーから出た以前の2作はカヴァー中心だったけれど、今回は自作曲中心。いい曲多いです。レデシィが書いた曲が入っていたり、ナジーがゲスト参加してフルートでいい味を添えていたり。的確な仕上がりだ。2曲多いエクスパンデッド・ヴァージョンもあり。

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© 2020 Kenta Hagiwara