Disc Review

She / Willie Wisely (October)

シー/ウィリー・ワイズリー

どういう人なのかは、いつものことながら、てんでわかってません(笑)。

ミネアポリスにあるオクトーバー・レコードってインディーズからのリリースなので、たぶんそっち方面の人なのかな。なんでもアップル・レコードから出た盤はすべてコレクトしたとかいう猛者で。ガレージ・バンドから、カリビアンっぽいような、レゲエっぽいようなバンド、ジャズっぽいバンドなど、あれこれ作っては解散してきたという経歴の持ち主らしくて。

だから、そういう音です。そういう、かなりかっこいい音。ノッケはビートルズっぽくスタートして、ラテン・ジャズ風味の曲が出てきたり、シンガー・ソングライターっぽいフォーク/カントリー系の曲が出てきたり、トッド・ラングレンっぽい、ちょっとソウルがかったバラードが出てきたり、のどかなカリブ調のビートのバックでビートルズっぽいトランペットが鳴ったりするミディアムが出てきたり、シタール大活躍のサイケものが出てきたり……。

ベン・フォールズ・ファイヴとか好きな人にはおすすめできそう。ぼくはとても気に入ってますよ。オクトーバー・レコードのホームページってのがあるので、詳しくはそちらを。イチ押し状態で掲載されてます。

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