
NBPファイル vol.129:1970年の魔法
スライ・ストーン、ブライアン・ウィルソンに続いて、ルー・クリスティ、ボビー・シャーマン…。訃報が続いて。もちろん、時は変わらず流れ続けているのだから。誰にでも平等に旅立ちの瞬間がやってきて。受け止めるこちら側も自分なりに残された時間みたいなものを意識するようになってきているので。わりと達観してはいるわけですが。
それにしても、悲報に接するたび、自分が多感だった日々をわくわく盛り上げてくれたミュージシャンたちには、ほんと、感謝するばかり。ちっちゃいトランジスタラジオにかじりついてAMの洋楽番組聞きまくっていた中学生時代。懐かしいです。
というわけで、スロウバック・サーズデイ恒例NBPプレイリスト。今週は、ルー・クリスティやボビー・シャーマンの歌声をラジオでこれでもかと浴びていたころ、1970年の洋楽ヒットを12曲、集めてみました。55年前のヒット曲たちです。
この年はビートルズとかサイモン&ガーファンクルとかクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルとかスリー・ドッグ・ナイトとかカーペンターズとかゲス・フーとかシカゴとかのでっかいヒットがいっぱいあった年で。
さらにはシルヴィ・ヴァルタンとかジリオラ・チンクエッティとかミゲル・リオスとかミシェル・デルペッシュとかダニエル・ビダルとかショッキング・ブルーとか英米以外のアーティストのヒットも多く。どうしていいかわかんないくらい好きな曲がひしめいていた年だったのだけれど。
超有名曲は外して。いつもの12曲リストに収めるため、ルー・クリスティとボビー・シャーマンを冒頭に置き、あとは当時中学生だったぼくが特に好きだったバカにポップなナンバーばっか並べてみました。英米もの以外はオランダのティー・セット一組に代表してもらいました。そういえばジェリー・ウォレスの「男の世界」とかもこの年なんだよなぁ。日本独自ものだからか、ストリーミングされてないみたい。残念。
まあ、とにかくあのころ、まじ、ラジオばっかり聞いてました。最高。楽しかったなぁ。今日は邦題でリスト作っておきますね。
- 魔法 (She Sold Me Magic) / ルー・クリスティ (Lou Christie)
- イージー・カム、イージー・ゴー (Easy Come Easy Go) / ボビー・シャーマン (Boby Sherman)
- 悲しき初恋 (I Think I Love You) / パートリッジ・ファミリー (Partridge Family)
- ミスター・マンディ (Mr. Monday) / ザ・オリジナル・キャスト (The Original Caste)
- イエローリバー / クリスティー
- 恋のほのお (Love Grows (Where My Rosemary Goes)) / エジソン・ライトハウス (Edison Lighthouse)
- トレイシー (Tracy) / カフ・リンクス (Cuff Links)
- 急いで!! ベイビーちゃん (Baby Make It Soon) / フライング・マシーン (Flying Machine)
- ビークル (Vehicle) / アイズ・オブ・マーチ (Ides Of March)
- マ・ベラミ (Ma Belle Amie) / ティー・セット (Tee Set)
- ナナ・ヘイ・ヘイ・キス・ヒム・グッバイ (Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye) / スティーム (Steam)
- 二人の架け橋 (Make It With You) / ブレッド (Bread)