
オーシャンサイド・カントリーサイド/ニール・ヤング
ニール・ヤングのオフィシャル・ストアでアナログ盤を注文して。1週間くらい前に、今日、出荷しましたよー…というメールをもらって。いまだブツは届いてませんが。
でも、ストリーミングが今日スタートしたので。ブツを待ちわびながらご紹介です。ニール・ヤングの有名な“ロスト・アルバム”のひとつ。『カムズ・ア・タイム』の前にレコーディングされながら、リプリーズ・レコードのほうからもうちょいちゃんと作り込めと言われてお蔵入りになったという『オーシャンサイド/カントリーサイド』。
1977年にフロリダのトライアド・スタジオやマリブのインディゴ・スタジオで録音されたアコースティック・ソロ(“オーシャンサイド”)や、ナッシュヴィルのクレイジー・ママ・スタジオでジ・インターナショナル・ハーヴェスターズ(カール・T・ヒメル、ジョー・オズボーン、ルーファス・ティボドゥー、ベン・キース)と録音した音源(“カントリーサイド”)で構成された1枚で。
ニール・ヤング・アーカイヴ・シリーズの一環として『クローム・ドリームス』とか『ホームグロウン』とか『オデオン/ブドーカン』とかと一緒に復刻されると最初に発表されたのが2010年ごろ。ずいぶん時間がかかってしまったけれど。ようやくリリースされましたー。
まあ、大半の曲は『カムズ・ア・タイム』『タカ派とハト派(Hawks & Doves)』『ラスト・ネヴァー・スリープス』など、何らかの形で他のアルバムに収録されたりしているので、ファンならば知っている曲ばかりだろうし、去年出た17CD+5Blu-rayという豪勢な22枚組『アーカイヴズVol.III:1976〜1987』収録の1枚としてすでに『オーシャンサイド/カントリーサイド』というタイトルの下、復刻ずみではあるものの。
いやいや。今回、それともちょっと内容が違っていたりして。ほんとこの人、油断がならない。『アーカイヴズVol.III』のエディションとは違って、今回は当初リリースされる予定だったときに考えられていたオリジナル曲順での復刻だ。ミックスもオリジナル・ミックスだとか。
「セイル・アウェイ」「ゴーイン・バック」「ヒューマン・ハイウェイ」「イット・マイト・ハヴ・ビーン」「優しきポカホンタス(Pocahontas)」は『アーカイヴズVol.III』と同じヴァージョン。「約束の地(Field of Opportunity)」と「ダンス・ダンス・ダンス」は、ニコレット・ラーソンがコーラスしているやつではなく、ニール・ヤング自身がコーラスしていたオリジナル・ヴァージョン。「ロスト・イン・スペース」「キャプテン・ケネディ」「オールド・ホームステッド」は『タカ派とハト派(Hawks & Doves)』ヴァージョン。
この程度の微妙な違いをどう受け止めるか、ですが(笑)。ここまで来たら受け止めなきゃね。CDも出てますが、ここはやっぱりアナログだな。おっきいジャケットもあるほうが絶対うれしいし。早くブツが届けー。