Disc Review

Midwinter Swimmers / the innocence mission (Thérèse Records)

ミッドウィンター・スウィマーズ/ジ・イノセンス・ミッション

9月に先行で出たシングル「ジス・スレッド・イズ・ア・グリーン・ストリート」を含むイノセンス・ミッションの新作アルバム、出ましたー。

米ペンシルヴァニア州ランカスターの高校で知り合った友人同士で結成。1989年にラリー・クラインのプロデュースの下、A&Mからセルフ・タイトルド・アルバムでデビューして。これがもう13作目になるみたい。

2020年の『シー・ユー・トゥモロウ』以来。久々ではあるけれど、今回もドリーミーで、マジカルで、牧歌的な水彩画のような彼ららしい1枚だ。いつも見慣れた日常の光景や過去の思い出が、イノセンス・ミッションの文字通り無垢な眼差しを通して描かれることで、まるで新しい色彩を帯びる、みたいな。そんな優しく穏やか、かつ爽やかな感動をまたまた味わわせてくれます。昨夜から原稿まとめながら、ずっとたら〜っと流してます。素敵です。

カレンとドンのペリス夫妻に、長年のコラボレーターであるマイク・ビッツが加わる近年のトリオ編成での制作。先行シングルのみ夫妻の共作で、残りはカレン単独作。繊細で、でも厳かで、確かで…。楽曲の充実度は過去イチかも。

国内盤はPヴァインから。ジャケ違いで、こちらも素敵。

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Pヴァイン・レコード
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