エレクトロライツ／サマー・ソルト
シンガー／ギタリストのマシュー・テリーとドラマーでマルチ・インストゥルメンタリストのユージン・チャンがハイスクール時代に結成した夏向きインディ・ポップ・デュオ、サマー・ソルト。5作目のアルバム、出ましたー。
彼らがテキサス州オースティンへと本拠を移してデビューEP『ドライヴィング・トゥ・ハワイ』をリリースしてから今年でちょうど10年。でも、ビーチ・ボーイズ、フォー・シーズンズ、カート・ベッチャー、ラヴィン・スプーンフル、ドノヴァンといった先達の音楽性をふんわりと継承しつつ、そこにボサノヴァとかロックステディとかトロピカルな風味をまぶした、なんとも愛らしい音楽性は不変です。
最近ではリンダ・リンダスとかパラモアとかを手がけているプロデューサー／エンジニアのカルロス・デ・ラ・ガルザがプロデュース。ツアーをサポートしているメンバー、ウィンストン・トリオロとアンソニー・バーネットも初めてレコーディングに参加した1枚だとか。バンドっぽさ増し増しってことかな。エヴァーグリーンなオールディーズ・フレイヴァーと、今の世代ならではのベッドルーム・ポップ感とが素敵に交錯する仕上がりです。
フィジカルは今のところないみたいで、デジタル・リリースのみ。7曲しか入っていなくて、全長20分ちょっと。でも、その中にこの人たちならではの多彩な音楽性がいい感じに散りばめられていて。夏のお散歩BGMとして最適かも。あんまり長く炎天下を歩いてると倒れちゃうからね(笑)。バンド名からの連想じゃないけれど、塩分補給も忘れずに、お気を付けてー。
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