スティル・ライフ/カイリー・オウルディスト
何年か前、オーストラリアのソウル/ファンク・バンド、バンブーズに途中加入したダイナマイト・ディーヴァ、カイリー・オウルディストのソロ・アルバム。ソロでは3作目かな。今回もポップでファンキーでキャッチーなクラシック・ポップ・ソウルのオンパレードで楽しく聞かせてくれる。これまでより全体に70年代色が強くなっているかも。ちょっとだけファンキーなレゲエものが入っているのもいつも通り。
最近、この種のクラシック・ソウル系アーティストはUK発が多いのだけれど。昨今のUKソウル・リヴァイヴァル系のものほど緻密に詰めているわけでもない、ざっくりした、どこか無責任な感触が悪くない。アルバム後半、楽曲的にちょっと息切れ感もなくはないけれど、総じてウキウキ楽しめる仕上がりです。YouTube に2曲、ありました。(「Counting On You」「Changes」)
このほか、ほんのりスウィートなミディアム・バラード「Letterhead Life」とか、ニューオーリンズっぽい「Nothin' Else To Beat Me」もいい感じ。