Disc Review

Waking Up Is Hard To Do / Neil Sedaka (Razor & Tie)

ウェイキング・アップ・イズ・ハード・トゥ・ドゥ/ニール・セダカ

去年暮れにリリースされたクリスマス・アルバムに続くニール・セダカの新作は、なんと子供向けの1枚。基本的には全曲、おなじみのセダカ・メロディの替え歌集だ。くっだらないっちゃくっだらないのだけれど、すこぶる楽しいアルバムです。

「悲しき慕情 (Breaking Up Is Hard To Do)」が「Waking Up Is Hard To Do」という、要するに、朝起きるのがどんなにつらいかって歌になっていたり。コニー・フランシスに提供した「ボーイハント (Where The Boys Are)」が「Where The Toys Are」という、おもちゃを探す歌になっていたり。「愛ある限り (Love Will Keep Us Together)」が「Lunch Will Keep Us Together」という、お友達とお弁当を食べるときの歌になっていたり。「すてきな16歳 (Happy Birthday Sweet Sixteen)」が「Happy Birthday Number Three」という、3歳の誕生日をお祝いする歌になっていたり。「恋のアマリロ (Is This The Way To Amarillo)」が「Is This The Way To Cross The Street」という、道を横断する大冒険の歌に変わっていたり。

「雨に微笑みを (Laughter In The Rain)」とか、「悲しき悪魔 (Little Devil)」とか、「アイ・ゴー・エイプ」とか、そのままのタイトルで子供向けにもいけそうなやつは歌詞だけ変えられている。タイトルががらっと変わっているものとしては、「カレンダー・ガール」を下敷きにした「Dinosaur Pet」とか、「オー・キャロル」を下敷きにした「Rubber Duckie」とか。どれもこれもハッピーな仕上がり。小さいお子さんがいらっしゃるオールディーズ・ファンの方とかには絶好の1枚かも。ニール・セダカもお孫さんのシャーロットちゃんとアマンダちゃんをお菓子で釣ってバック・コーラスをさせながら、うきうきパフォームしてます。

ブックレットは各曲の内容に即した塗り絵になってます。親子で塗っちゃってください。

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