Disc Review

I Wanna Be a Teen Again: American Power Pop 1980-1989 / Various Artists (Cherry Red)

アイ・ウォナ・ビー・ア・ティーン・アゲイン:アメリカン・パワー・ポップ 1980-1989/ヴァリアス・アーティスツ

ここ数日、午前中から仕事が入っちゃっていることが多くて、ブログ更新してませんでしたが。まあ、今週はとにかく、明日リリースの『ジョニズ・ジャズ』に向かって気分を盛り上げているばかりなもんで(笑)。もともと、気もそぞろ…って感じではあるのだけれど。

なので今朝は、またまたちょっと前、7月ごろに出たもののタイミングを外して紹介しそびれていたコンピ、改めて紹介しておきましょう。英チェリー・レッドがコンパイルした必殺1980年代パワー・ポップの3枚組コレクションです。

バッドフィンガーやラズベリーズの奮闘で1970年代にパワー・ポップという音楽スタイルが確立されて。1980年代はそれを下敷きに、パンクとかの流れも受け止めつつ、より多彩なスタイルへと枝分かれしていった時代だったわけだけれど。

だから、このコレクション、楽しい楽しい。ポップでジャングリーな正統派あり、ニュー・ウェイヴ系あり、ペイズリー・アンダーグラウンド系あり、ロー・ファイ系あり、フォーク・ロック系あり、オルタナ・カントリー系あり…。

ナック、ユートピア、エリック・カルメン、チープ・トリック、ゴーゴーズ、ラモーンズ、バングルズといった超ビッグな連中はもちろん、ドワイト・トゥイリー、フレイミン・グルーヴィーズ、ルビヌーズ、スミザリーンズ、ヴェルヴェット・クラッシュ、リック・スプリングフィールド、レッド・クロス、NRBQといったおなじみどころとか、シヴァーズ、シューズ、フィル・シーモア、トミー・キーン、マテリアル・イシューといった、ぼくもふと忘れかけていた(笑)あたりとか、ジュリアン・レアル、ゲイリー・ヘレウィグ、エディ・ベスト、デヴィッド・クイントンみたいなマニアックなところとか。

グランジ前夜、こうしたパワー・ポッパーたちがいかに重要な存在だったかを改めて思い出させてくれる。ライナーノーツも詳細で。うれしい限り。

グレイプフルーツもの、ということで、いつものようにストリーミングはなし。ブツをゲットしましょう。曲目はチェリー・レッドのサイト、ご参照ください。

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