
NBPファイル vol.130:雨のセンターコートを盛り上げたクリフ
ウィンブルドン、やってますねー。望月は残念だったけど、なおみちゃん、がんばってて。もちろん日本人選手の活躍だけでなく、やっぱりウィンブルドンはなんだか楽しいっすね。
で、ポップス・ファンにとってのウィンブルドンというと、何と言ってもクリフ・リチャード! 今から29年前、1996年の今日、7月3日。雨で試合が中断しているとき観客席でマイク持って、急遽アカペラでミニ・コンサートやって、再開を待つ観客たちを思いきり楽しませてくれたあのシーン。忘れられません。日本でもテレビで中継されてたので見た方多いのでは?
最初、軽く「サマー・ホリデイ」で始まって、次の「ザ・ヤング・ワンズ」歌ってるあたりで背後にウェード、ナブラチロワ、マンドリコワ、シュライバー、スマイリー、フェルナンデス、マルティネスら女子スター選手たちが集まってきて。彼女たちを従えてクリフは「バチェラー・ボーイ」「恋にしびれて(All Shook Up)」「リヴィング・ドール」「コングラッチュレーション」と歌い綴ったあれ。
楽しかったですねー。「こんなバック・コーラス・グループと歌えるなんて、ありえない経験だ」とか、クリフ本人も大いに楽しんでいたようで。忘れられません。なんか今年も初日に会場に姿を見せたようで。84歳ながらとってもお元気な様子で、ファンを喜ばせたみたい。
ということで、スロウバック・サーズデイ恒例NBPプレイリスト、今週はクリフ、いきます。1996年のウィンブルドンで披露した曲たちって、ほとんどが全英1位の大ヒットばかりだったので。基本、クリフの全英ナンバーワン・ヒット集みたいなプレイリストです。「バチェラー・ボーイ」はナンバーワン・ヒットである「ネクスト・タイム」のB面曲で、こちらの成績は全英3位ではありますが、ウィンブルドンでみんなで楽しそうに歌っていたし、日本ではこっちがA面だったりもしたので、入れちゃいました。
あと、イギリスではまったくヒットしていないものの、日本ではナンバーワンに輝いた「しあわせの朝(Early In the Morning)」もむりやりぶちこんで(笑)。で、ラストは10年ぶりに全英1位に輝いて、それを伝えたテレビのニュース番組でキャスターたちが乾杯したくらいだった「恋はこれっきり(We Don't Talk Anymore)」で締めました。
このあともクリフは全英1位ヒットを出してはいますが、基本、クリスマス・ソングだったりするので今回はスルー。
ということで、ウィンブルドン記念サー・クリフ・セレクション。お楽しみください。
Cliff, The Centre Court Entertainer
- Living Doll / Cliff Richard & The Drifters (1959 UK #1)
- Travellin' Light / Cliff Richard & The Shadows (1959 UK #1)
- Please Don't Tease / Cliff Richard & The Shadows (1960 UK #1)
- I Love You / Cliff Richard & The Shadows (1960 UK #1)
- The Young Ones / Cliff Richard & The Shadows (1962 UK #1)
- The Next Time / Cliff Richard & The Shadows (1962 UK #1)
- Bachelor Boy / Cliff Richard & The Shadows (1962 UK #3)
- Summer Holiday / Cliff Richard & The Shadows (1963 UK #1)
- The Minute You're Gone / Cliff Richard (1965 UK #1)
- Congratulations / Cliff Richard (1968 UK #1)
- Early In the Morning / Cliff Richard (1969 JP #1)
- We Don't Talk Anymore / Cliff Richard (1979 UK #1)