ウォークアバウト/ニック・ロウ&ロス・ストレイトジャケッツ
2020年2月に行われるニック・ロウ&ロス・ストレイトジャケッツのオーストラリア・ツアーのプロモーション用に編纂されたスペシャル・コンピレーション。
当初は、なにやらオーストラリア、ニュージーランド、そして日本だけで発売される…って触れ込みだったのだけれど。過去数作同様、フィジカルが出るのはこの3カ国だけってことなのかな。普通にSpotifyとかでストリーミング配信もされているし、iTunesストアでもAmazonでもダウンロード販売されているので、まあ、既発の音源中心ではありますが、週末を楽しく過ごせそうな盤として軽くご紹介しておきます。
2018年にリリースされたニック・ロウのミニ・アルバム『トーキョー・ベイ』から、表題曲「トーキョー・ベイ」と、「クライング・インサイド」と、ディオンヌ・ワーウィックのヒットのカヴァー「ハートブレイカー」、本ブログでも取り上げた2019年発表のミニ・アルバム『ラヴ・スターヴェイション』から「ラヴ・スターヴェイション」、「ブルー・オン・ブルー」、「トロンボーン」。この6曲とも、ロス・ストレイトジャケッツとの共演スタジオ録音ではあるものの、クレジットとしてはニック・ロウのソロ名義。
続いてロス・ストレイトジャケッツ名義ものが5曲。2017年に発表したニック・ロウ作品のエレキ・インスト・カヴァー・アルバム『愛しのニック・ロウ・ショー(What's So Funny About Peace Love And…)』から、「ピース、ラヴ・アンド・アンダースタンディング」、「愛しのベイ・シティ・ローラーズ・ショー(Rollers Show)」、「ハーフ・ア・ボーイ・アンド・ハーフ・ア・マン」、「オール・メン・アー・ライアーズ」と、2013年に配信のみで発表されたイージービーツのカヴァー「わが心の金曜日(Friday on My Mind)」。
で、最後に、2018年にライヴ・レコーディングされたニック・ロウとロス・ストレイトジャケッツ共演による「ハート・オブ・ザ・シティ」…という全12曲。
先ほどリンクした以前のエントリーでも書いた通り、ぼくはこの両者のコンビネーションが大好きなのだ。まあ、書きたいことはだいたいそっちに書いちゃっているので(笑)、ご参照ください。ニック・ロウ&ロス・ストレイトジャケッツとしてスタジオ・フル・アルバムをぜひ作ってほしいと熱望しているのだけれど、そんな夢のコラボ・アルバムを想像するうえでも絶好の手助けになりそうな楽しい楽しいコンピです。