Disc Review

Roll On / J.J. Cale (Rounder)

ロール・オン/J.J.ケイル

2月の末からどかどかっと特番ラッシュ。まあ、忙しいことはありがたいことなので。がんばってます。ありがとうございます。去年の夏からはiPhoneをずっと使っていたんだけど、先月それに加えてBlackBerry Boldも入手。それいじくってるのも楽しくてねー(笑)。と、そうこうしているうちに、ひょんなことから背中を傷めちゃったりもして。慌ただしいったらありゃしない。なかなか更新できませんでした。申し訳ない。

あ、そうそう。間もなく、こんな本も出します。わが妻も紹介してくれてます。ありがたや。新書ってこともあって、深く突っ込まず、軽いよもやま話って感じで書かせてもらいましたが。おひまがあったらチェックしてみてください。70年代に青春を送った人向けかも(笑)。

というわけで、本日のピックアップ盤も70年代に青春を送った人向けのセレクション。J.J.ケイル、いきます。エリック・クラプトンとの連名で06年にリリースされた『ザ・ロード・トゥ・エスコンディード』以来2年半ぶり、単独名義だと04年の『トゥ・タルサ・アンド・バック』以来5年ぶりの新作です。

クラプトンとの連名でのリリースに加えて、ジョン・メイヤー、デレク・トラックス、アルバート・リー、タジ・マハール、ビリー・プレストンなど、豪華な参加メンバーも話題になった『ザ・ロード・トゥ…』とは打って変わって、今回、参加ミュージシャンは地味。全12曲中8曲では、ギターはもちろん、ドラムもベースもエレクトリック・ピアノもバンジョーもマンドリンもJ.J.ケイルひとりによって多重録音されている。

残り4曲がバンド編成での録音。こちらには古くからの仲間、ジム・カーステイン、ビル・ラフェンスピーガーらに加えて、『トゥ・タルサ…』の参加ミュージシャンがずらり顔を並べている。そのときのアウトテイクなのかも。1曲にはエリック・クラプトンも参加しているので、これは『ザ・ロード・トゥ…』のアウトテイクかな?

とはいえ、バックトラックがどうあろうと、J.J.ケイルの味は変わらない。どの曲も、レイジーで、ブルージーで、ジャジーで、スワンプっぽくて、アーシーで、と同時に、なぜかハイパーで、コズミックで…。かっこいい。一瞬たりと激することなく、淡々と、不変の持ち味を放ち続けるケイルのたたずまいは、まじワン・アンド・オンリーだ。クラプトンが惚れるのも無理はない。

70年代にデビューして以来ずっとじじいっぽい音楽を聞かせてきたJ.J.ケイル。本当のじじいになって、ますます持ち味に磨きがかかってきたって感じ。

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